2017年7月9日(日)の勉強会のご報告

7月9日(日)に東京でのIPS勉強会がありました。

今回はいろいろな話しをゆっくりとした会でした。

オープンダイアローグと意図的なピアサポートの似ているところとして
進みたい方向を定めているわけではないところや、
それぞれにとってはどんなとらえ方、どんな見え方なんだろう、というところに関心が向いているところとか、
対話をすること
などなのかな?というような話しや
(フィンランド発祥のオープンダイアローグの講演会が8月に東大で開催されるお知らせと関連して、オープンダイアローグの話題からはじまりました)

時間を急いでしまったりする社会の感覚だったり

「違っている」ことについて、違いがあるのは当たり前なんだけど、「べき」が違うから起きているすれ違いだったり葛藤だったり

「ひきこもる」「ひきこもり」についてのとらえ方の違い(悪として扱われると苦しい)だったり

誰の困りごとなのか、誰の不安なのか、についてだったり

相手にぶつけるとか、言葉を投げつけ合うんじゃなくて、自分の見え方や感じ方を「テーブルの上に出す」、受け取っても受け取らなくてもいい、というようなそんな感覚について、話しました。

静けさを味わったり、呼吸を感じ、身体を感じる時間では、
神田さんに太極拳のリードをしていただきました。
呼吸と身体が開く感覚や、背中をゆるませる、調整するような
動きを教えてもらったり、五禽戯(ごきんぎ)の鳥の動きをしたりして、
空気が入る感覚を感じ、また、静かな時間を味わいました。

呼吸と身体と心の関係についても、いろいろと感じることや気付くことがありました。
気持ちや身体が固まったり、縮こまっている姿勢の時と、
手を広げて天を見ているような姿勢の時とでは
自分の気持ちも違うし、受ける印象も違う、という話しをしました。
それから、空気の感じ方のことなど、つながった話しがたくさんありました。

今回は、前回からの続きで、
「自分のケア」についての話しもしました。
今日ずっと話していたことともつながっていて、
人から言われたこと、誰かにとっていいこと、文化の中で良いとされていること、頭で理解したことと、自分の感覚が合っているとは限らない。と、いうことをあらためて私は感じました。

本日は、いつもより少なめの人数の5人でゆったりいろいろなお話しをしました。こんな時間もとてもいいなぁと感じました。

【次回8月の予定】
日時:8 月26 日(土)15:00-17:00
場所:東京大学医学部3号館S102 参加費無料・申込み不要です。
お時間・ご都合が合えばふらりとお越しくださいませ。

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