12名の参加者で、マインドフルネスをしたり、ピアサポートについて、パワーについて、地域の特色についてなど、さまざまな話をしました。 初めてご参加くださった方、お久しぶりの方、毎回ご参加の方、遠方からの方、お近くの方とご一緒にお話しできるのは本当にうれしいです。
前回(11月)の振り返りをしながら、ピアサポートってなんだろう、IPSでやろうとしているのはなんだろう、と話しておりました。
「病気に対処するためではなく、互いに成長するため」という言葉に共感した。
ピアサポートというとピアスタッフを思い浮かべることも多いが支援する・されるではない関わりも。
病気とかと関係なく仲間同士の助け合い。
IPSというと、山中教授の関係と相手に思われたり。
など、IPSとの関わりについてさまざまな観点から話がされました。
マインドフルネスをして、休憩をして、後半では、ワークブックの4巻です。
(ワークブックがなくても勉強会には問題なく参加できます)
共有されたリスク:身の安全について再定義する(4巻_p.5)
精神保健システムの患者だったとき、身の安全という言葉を嫌というほど聞かされました! 私の身体に危険はなかったか?安全だろうか?安全のための契約を結んでおきましょうか、などなど。この文章を読んで、
これらの質問を通して、身の安全は私が単に自分や他人を傷つけないと同意することを意味するようになりました。でも、それが何の役にたったのでしょうか?
率直なところ、身の安全について質問されればされるほど、自分で自分のケアをする能力があるとは信じられなくなりました。 ですから、この世で安全を感じる代わりに、私は、いつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えているように感じました。
それはまた、援助関係に、とてつもないパワーの違いを感じさせました。たとえば、もし本当のこと、それが自分や他人を傷つけたいような気分だったとしたら、それを話せば援助者は私のために、身の安全を保証するための手配をする義務があると感じました。 もし、嘘をつけば、私はすべてのパワーを維持したかもしれないけど、秘密を持つことは物事をいっそう悪くするだけでした。・・・後半に続く
「聞かれれば聞かれるほど自信がなくなる」
「自分がいつも相手に大丈夫?と聞いてしまっていることに気付いた」
「大丈夫?と心配されたことはなく、いつも、大丈夫だよね。と言われてしまう」
「自分では無理してるつもりはないのに、そんなに無理してたら続かないよ、と言われてしまう」
「時限爆弾のように感じてることが日常生活の中にあるが、夕方にお仏壇にお線香をあげると一息つける」
「とても苦しいことに対して、対抗しようとか、そんなものはないと思い込もうとしなくてよくて、自分にはこれはつらいんだな、と自分の感情に目を向けるのが自分にはいい」
などなど、この文章から感じたことを皆で話したり聞いたりする時間となりました。
最後に感想など共有し、勉強会は終了しました。
その後、そのまま教室でお菓子等持ち寄った飲食物で忘年会をしました。
みなさま、どうもありがとうございました!
【次回の勉強会】
日時:2015年1月24日(土)15:00-17:00
場所:東京大学医学部3号館 S102(いつもの部屋)
地図:http://bit.ly/hVR5pV
【写真のご紹介】
1枚目は勉強会、2枚目、3枚目は忘年会での写真です。