2016年6月19日(日)勉強会のご報告

6月19日(日)の10時-12時で、東京の勉強会がありました。
だんだん暑くなって、梅雨らしくムシムシした陽気でした。

今回は、ひでぼさん、神田さんにリードしてもらい、ゆったり座って手を膝に置いて、手の感じや足からの感じ、呼吸を足の裏に流す感じなど、体感しました。
座っているだけなのに、だんだん体の気流みたいなものを感じて、おおお!と思いました。
こんなに簡単な動作なのに(座ってじっとしている)、日常ではゆったり座って、そういうのを感じる時間もとれないほど慌ただしいですね、と話が出て、ほんとだな~と思いました。
テキスト5巻の続きの話もしました。

次回の予定は
7月10日(日)10-12時
場所:東京大学医学部3号館S102
地図:http://bit.ly/hVR5pV
です。

以下は、6月のIPSの東京での勉強会でお配りしたアジェンダ(進行)です。

-
IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2016年6月19日(日)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102


1.チェックイン(10:00~10:20)
• 呼んで欲しい名前
• 何に動かされてここに来ましたか?

2.前回5月の振り返り(10:20~10:30)
前回:「衝突」続き トラウマの再演と衝突(5巻 p.6-7)

3.静かな時間を味わう や 太極拳(10:30~10:55) 
• 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
• 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
• ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
• できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?

~休憩~

4.第6章「衝突」 トラウマの再演と衝突 続き(11:05~11:45) (5
トラウマの再演は、関係のレベルでも組織のレベルでも起こります。世界観と文化のために(ここま
でお話してきたように)私たちは、それぞれの視点から、状況を認識します。これらの視点を持つこ
とにより、もともとのトラウマの出来事と似通ったグループのパターンに陥りがちです。例としては次のようなものです。

ピア・プログラムに多くのプレッシャーがかかっています。深刻な財政的圧迫に対処しなければなら
ず、いつもより人手が足りません。それに加えて、ピアサポートとは何なのかについて、かなりの緊
張関係があるようです。管理者はあまり説明をせず、とても権威的になっています。他のスタッフは
仲間同士で噂話をし、メンバーに不満を示し、彼らに責任をなすり付けます。メンバーは、自分たち
が何か悪いことをしたかのように感じ、無視されている気がしています。そうして、人々は、生き残
るために使った昔の技術を使い始めるかもしれません。(たとえば、騒動を巻き起こしたり、即座の
関心を引くような行動をとるなど)それで、管理者は、メンバーは「行動化している」と言い、組織は解散に至ります。

ここでは誰もが再び、それぞれの「ものの見方(どのようにしてそう思うようになったのか)」に基づいた、自分にとっては正当化出来る行動に陥っています。上に挙げた家族と同じように、組織が動
き始めます。この特別な役割に気が付いていないと、組織は、ますます侵害され、問題が深刻化するでしょう。

なのでピアサポートの任務2に戻りましょう。「どのようにして、そのようなものの見方をするようになったのかをお互いに理解する手助けをする」、このことがどうしてそれほど大切なのかが見えて
きたでしょうか。自分の“見ていること”、自分の認識から一歩退いてみたときに、相手の人の世界観と文化を見るためのスペースが開かれます。これは、衝突の解決に最も重要な要素であるというだけでなく、これが学び成長することなのです。では、実際にはどうなるでしょうか?

5.勉強会の感想(11:45~12:00)
今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

次回:2016年7月10日(日)10:00~12:00    場所:東京大学医学部3号館S102