2016年9月 拡大勉強会3日間のご報告その2

2016年9月17日~19日のIPSの拡大勉強会のご報告がありましたが、ご報告その2としまして、参加者の方の許可を得て撮影したそのときの様子の一部をご紹介させていただきます。

休み時間。

8ヶ月の赤ちゃんも参加してくれました。
生きることや、ゆるんだ状態についてなど、
赤ちゃんから気づかされることがたくさんありました。

ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。

2016年9月 拡大勉強会3日間のご報告

2016年9月17日~19日、拡大勉強会がありました。
今回は、「ゆるむ」ことを、じっくり、ゆっくり、とことん味わえた3日間でした。

【1日目】10:30~17:00
・チェックイン
・太極拳、体を緩ませる呼吸のワーク
・「家のたとえ」を読んで思ったところを話す
・横たわって体を整えるワーク

【2日目】10:00~16:00
・深く呼吸をするワーク
・2人組で、足や頭などからリフレッシュするワーク
・ワークブック2巻より抜粋の文章を読んで、思ったところを話す
・4人組、自分にとって難しかった状況での会話をしてみる
・体を緩めるワーク
・17:00~定例の勉強会

【3日目】10:00~15:00
・2人組になって体を緩ませるワーク
・外と内を融合させるようなワーク、ろうそくを使って
・言葉にならない出来事をあえて言葉で伝えてみるワーク
 2人組、お互いに言葉にとらわれず全体の感じを味わう
・横たわって旅に出るようなワーク
・感想、これからしたいことなど

今回も、ゴザをひいて、ゆったり過ごしました。
普段の2時間の勉強会では、なかなかゆっくり体を緩められない所、
時間をかけて、じっくりと体をほぐすことが出来ました。
横になったワークでは、思わず寝る人続出!
普段の生活が慌ただしく、みんな疲れているんだね、と。

体が緩んだところで、言葉にとらわれない会話を試してみたら、
話をしていても、聞いていても体が緊張していなかったように思います。

この勉強会をどう伝えていけるか、全く説明できない、
研修なのに、ゆったりしてこれでいいのか?と思った、
温かい感じがした、
などなど、みなさま感じたことは様々だったと思います。

私としては、心が置いて行かれがちな、思わず口から出た会話でなく、
本当に危機的な状況の時にも、どんな心持の時にでも、
ほっとできるような心の会話を探していくような、
そのためには一番大切なところを、存分に味わえたように思いました。

そして人が集まって、こういう雰囲気が出来ると、
何にも増して、よりエネルギーをもらえる気がしました。
みなさま、ありがとうございました。

2016年9月18日(日)の勉強会のご報告

2016年9月18日(日)17時-19時に、IPS勉強会を行いました。
今回は、9月17日-19日に開催していた、東京IPS拡大勉強会の開催期間中の夜に開催、ということで、いつもの勉強会の会場よりも広い場所で、拡大勉強会にご参加されていた方々もご参加くださって23人での大きな勉強会でした。
参加者は8ヶ月や4歳から、関東だけでなく、東北、北陸、中部、近畿、四国からの方々とお会いできました。

今回は、まずは前回(7月)の「対話をなす」のやりとり(川村さんと野中さんのやりとり)について、再度見直し、衝突に対するさまざまな見方が出されました。

後半で、まず身体を緩ませるワークを神田さんにリードしていただいたのですが、拡大勉強会で使用しているゴザの上で横たわって身体を緩ませることができ、とても気持ちが良かったです。

そして、その後で、今回のお題である「反応するのではなく、スペースを作ること」について、前半の会話の続きをしました。

次回は10月8日(土)14:00-16:00 です。(いつもと時間が違うのでご注意ください)

ご参加いただいた方、どうもありがとうございました。
お会いできなかった方、またお会いできるのを楽しみにしております。

今回の勉強会でお配りした9/18の進行(アジェンダ)を以下にはりつけておきます。
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IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2016年9月18日(日)17:00-19:00 場所:東京大学医学部3号館N101(拡大勉強会バージョン)

1.チェックイン(17:00~17:20)
• 呼んで欲しい名前
• 何に動かされてここに来ましたか?

2.前回7月の振り返り(17:20~17:40)
前回:「衝突」続き 対話をなす(5巻 p.8-12)

3.静かな時間を味わう や 太極拳(17:40~18:00)
• 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
• 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
• ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
• できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?

~休憩~

4.第6章「衝突」対応と反応の違い (18:10~18:45)(5巻 p.12-13)
(川村さんと野中さんの対話の内容:裏面) 積み重なる経験に基づいて、私たちは、見方、考え方、行動の仕方、何を信じるかを学んできています。スティーブン・コヴィー(1989)は、こんな感じ(「見方→行動→手にするもの→」が円環になっている図)の、基本的な学びのモデルを提唱しました。(1巻p.28-29)

コヴィー(そのほかにも多くの人)が伝えようとしているのは、表面的な変化を起こすことは出来ても、私たちの見方が変わらなければ、私たちの行動は、本当の違いを生み出しはしないということです。川村さんと野中さんの例を見てみましょう。川村さんが、自分の思い込み・世界観のレンズを通してしか野中さんを見ることが出来なかったとき、彼はこの対話でも、もう少し良心的な対応は出来たかもしれないけれど、あまり多くのことは学べなかったでしょう。

川村さん:「僕は、野中さんの分と自分の分の二人分の仕事をしているんだよ。もし、この仕事は荷が重過ぎるなら、やめることも考えてみたら・・・」

野中さんはどう反応すると思いますか?防衛的になる?このバージョンでは川村さんは、まだ自分の思い込みに動かされ、これらの思い込みに基づいて、究極のところ、自分が必要としていることを満たそうとしています。自分がある感じ方をしていると気が付いたときに、野中さんがどうして出勤してこないのか理由がわからないと口にしたとしたら、新しい見方の可能性が生じるためのスペースが開かれたでしょう。

自分の世界観に基づいて反応する代わりに、川村さんは、その経験への違った解釈の仕方に心を開き、そして、反応するのではなく、対応するためのスペースを作ります。野中さんが彼の娘についての情報を提供したあと(これが手に入れる部分です)、川村さんは、新たな見方が出来るようになりました。でも、彼は、違ったことをする前に、他の可能性に対して心を開く必要があったのです。

5.勉強会の感想(18:45~19:00)
今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

【今後の予定】
次回:2016年10月8日(土)14:00-16:00 ←いつもと時間が異なります。
(11月19日(土)15:00-17:00 12月18日(日)10:00-12:00(そのあと忘年焼き大会?))