2014年6月14日(土)の勉強会のご報告

6月14日(土)に東京IPS勉強会がありました。

今回も初参加の方、遠方(仙台)からの参加者などなど、13名の会でした。黒砂糖まんじゅうやチョコレートの差し入れをありがとうございました!

前回の内容を振り返り、マインドフルネスをして感じたことなどについて話し、それから今日のお題です。

今日のお題は「限度、境界線、トラウマの世界観」です。
  • プライバシーと境界線
  • 心の中で思うことは自由だけど、相手に伝えることには制限がある、境界線が自分の中にある
  • 相手を傷つけようとはしていないわけで、ありのままでいたい
  • いろんなことを経験する中で自分じゃなくなってきちゃう
  • やりたくないことを自分に強制して、限度を超えた境界線を超えた
  • ありのままでいるってことはすっぽんぽんになるんじゃなくて、自分に似合う服を着るみたいな感じ
そんなことを話して、一旦休憩をはさみ、次は小グループで話し合いました。

人々はラベルを貼られることなく、その人の経験のレンズを通して理解されます。自分が持っているレンズを検証し、その見方が自分のためになってきたかどうかを判断する時に、お互いに助け合うことを目的にしています。(1巻 p.4)
  1. 自分が、見て、感じて、必要としていることを口にすることに対して、どのくらい安心できますか?
  2. 関係の中で、あなたのボタンを押すことは何ですか?
  3. トラウマの世界観がどのように、あなたの関係に影響を与えていますか?
「たとえば小さなことの積み重ねで信用が生まれて、たとえこれを言ったとしても相手は傷つかないってわかったりすると口に出せる関係になっていく」、「自分が気持ちいいの大事」、「復讐を復習にっていう歌があってそれを思い出した」などなど小グループでそれぞれ話をしました。

本日心に響いたこととして、こんなこと↓をシェアしていただきました。
  • いろんな人がいて(たとえば居酒屋で取り分けるのが嫌な人、取り分けるのが好きな人など)、それぞれの価値観を認めるのが大事そう
  • もっと頑張らないと評価されないって思ったりとか、評価されるために苦しい思いをするとかじゃなくて、楽に過ごせる社会になるといい
  • 「意図的な」の意味に気付かせてもらえて感謝
  • 研修に行くと、自分はまだまだ足りていないと思わされたりするけれど、WRAPやIPSはだめだという思いにならない
  • ありのままの自分でいいよ、充分OKだよ、と思えること
  • トラウマは変わらないけど、でも、光の当て方によって見え方が変わりそう

誰もが自分はOKだって思える、そんな場がそこかしこにあるといいな、と思いました。

それから、トラウマはあるけれども、それを置いておいて話をできることとマインドフルネスはつながっているような、そんな気がしました。

【次回の勉強会】
日時:2014年7月12日(土)15:00-17:00
場所:東京大学医学部3号館 S102 (いつもの場所)
地図:http://bit.ly/hVR5pV