2013年11月24日(日)勉強会のご報告

今月も勉強会の日がやってまいりました!
本日11月の勉強会、5人での穏やかな時間となりました。

このご報告、あんまり長いと読みにくいだろうな・・・とか、
どういう風に書くとその場の雰囲気が伝わるのだろう?とか
何を書くか、いつも迷うのですけれど、何も書かないよりは、
何かとっかかりがあった方が話のネタになっていいのかな?と思うので、
印象に残ったことを中心に書いていきたいと思います。

感想やら、それ何のこと書いてるの?やら、私はこう思ったなど、
ご意見ご感想がありましたら、いただけると嬉しいです。

今日のお題は、テキスト3巻P19の
パワーの力動5「私はスタッフで、あなたよりリカバリーしている」でした。

自分が相手より「わかっている」と感じたことはありますか?
あるいは、誰かにそのような態度をとられたことはありますか?

自分が経験して乗り越えた壁に、他の誰かがぶつかっているように見えるとき、
そして、その人が、その壁を乗り越えようとしてないように感じるとき、
努力してないように見えるとき、
自分はどのように反応していたか、
その時の自分の行動を責めるのではなく、
その時にどんな気持ちが自分の中にあったのか感じてみる、

そんなことを話題にして話しました。

・人が並んでいる所で、小銭をゆっくり出している人を見ると、
前もって準備しておけばいいのに、と思う
→並んでいる人を待たせて人に迷惑をかけるのではと心配になる
→他の人から白い目でみられてかわいそうだなと思うから

・あの時ああだったから、こうなった、だから今のあなたはこうです、
と、医者から言われると、努力しても報われない気がする。

・誰もが、その時その時は、ベストを尽くしているのに、
あなたはこういう人だ、と言われ続けるのは、
学習された無力感(前回のお題)にもつながると思った。

・この人は知らないだけだ、と思ってしまうことも、思いこみかな

・お酒をやめないで、肝臓を改善する栄養ドリンクを飲む人に、
「お酒をやめれば」と言ってしまうけど、その時の気持ちは、
体が悪くなるのでは?と心配している。
そのことを伝えてなかったので、伝えてみてもいいかな?と思った。

いろんな話が飛び交いました。
仕事と違って、こういうテーマでじっくり話せる時間があるのがいい、
2時間があっという間だった、という感想もありました。

テキスト全7巻が終わるのには、あと7~8年かかりそうですね、
などと笑いましたが、今回も一つのテーマから、
5人多様な連想からの話が出て、楽しかったです。

次回:2013年12月22日(日)15:00~17:00 東京大学医学部3号館S102
 勉強会のあと、同じ会場で懇親会(~19:00)も予定してます。

お知らせ:IPS 5日間研修(東京):2014年2月19日(水)-23日(日)

2013年11月29日(金) 講演会ご案内

『矢が花にかわる』こころの交流  講演会について、チラシの内容を、
以下にご案内をさせていただきます。

5日間ワークショップは、すでに満員御礼のため受付を終了しておりますが、
講演会は、まだまだお席に余裕があり、当日参加もOKです。
ぜひ、お気軽にお越しいただけると嬉しいです。

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 『矢が花にかわる』こころの交流

「いい詩には、ひとの心を解き放ってくれる力があります。いい詩はまた、生きとし生けるものへの、いとおしみの感情をやさしく誘いだしてもくれます。」(茨木のり子 『詩のこころを読む』ページ iii) 

 私たちは、この『いい詩』にたとえられるような、人と人とのこころの交流が広がることを願い、講演会とワークショップを企画しました。『いとおしみの感情』は、苦しみが少しでも和らぎ、喜びや幸せを感じる瞬間の訪れを願う、生きとし生けるものへの慈しみの気持ちにも通じるでしょう。人は本来、つながりの中で生きていて、いとおしみや慈しみに根ざした交流によって関係がつむがれているはずなのに、普段の生活の中では、自分自身や人に対して、こころを閉ざすような在り方でいることも、少なくはありません。 

 今、あなたには、日々の生活の中で、仕事の中で、周りの人とのつながりがどう感じられるでしょうか?もし、つながりが断たれているように感じるとしたら、特に、そこに暴力が介在するとしたら、私たちの多くがそうであるように、あなたも傷つき、おびえ、こころを閉ざした『対応』をしているかもしれません。自分に矢を放たれたように感じる言葉や姿勢に接すると、お互いのこころの奥底にある真実の声を聞くことが、ますます難しくなっているのではないでしょうか。 

 もし、そこにある自分の傷つきやすさや恐れの根元にしっかりと目を向け、受け止め、そこに現れる世界にこころを開くことができたら、相手の人の姿はどんなふうに見えてくるでしょうか?その人の痛みや苦しみにこころを開くことができるかもしれません。そして自分と人への慈しみの気持ちに根ざした、『矢が花にかわる』スペースを開くことができるでしょう。そうしてはじめて、お互いの真実の声を表現し、響き合わせる可能性が生まれるのではないでしょうか。

 この講演会とワークショップでは、人に本来備わっている、慈しみの気持ちの土壌を耕し、慈しみに根ざした、こころの出会いと交流のあり方を、ともに学び、試してみます。案内役のスティーブン・ポクリントン氏は、ジェントルティーチングを学び、通常のコミュニケーションを通してはつながりを作りにくい状況で関係を築く実践を行ってきました。また、ポクリントン氏は日本における WRAP の活動に関わり、2007 年以来 10 回近く来日しています。長年にわたる瞑想の実践者でもあります。 

 講演会ではポクリントン氏の経験を交え、新たな出会いの可能性が見出されるような対話の時間を持ちたいと考えています。5 日間ワークショップでは、さらに実践的に、慈しみの気持ちに基づく交流を感覚的に理解する対話と、それを試みる演習を用意しています。ワークショップの初日から 1 日あるいは 2 日間(週末)のみの参加も歓迎します。 

 経験や職種は問いません。『矢が花にかわる』ような、こころのあり方と交流に関心をお持ちの方々のご参加を、こころよりお待ちしています。
※講演会は、久野恵理氏による通訳があります。  

2013年11月29日(金) 18:30~20:30  受付開始18:00~
参加費:当日参加 2,500円
    事前申込 2,000円(前日まで)
会 場:東京大学医学部2号館本館 (医学部2号館1F小講堂)
   本郷三丁目駅(丸ノ内線、大江戸線)より徒歩10-15分
   赤門(東京大学)からまっすぐお進みください。
会場地図:bit.ly/1eIfMUG

申込み・問い合わせ:ipstky@gmail.com(宮本・尾川)

※講演会の事前お申込みは、前日までに参加者氏名を上記メールまでお送りください。参加費は当日いただきます。直接会場までお越しください。

みなさまのご参加をお待ちしております!

主催:オフィス道具箱 & コンパッションを耕す会
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