2017年3月ワークショップのお知らせ

矢が花に変わる
~東京3日間&札幌1日ワークショップのご案内~

もしかすると矢だと思っていたものが花に変わるかもしれません。
自分にとって矢だと感じる(感じた)時のことなどを話題にしてみようかと思っています。
どなたでもご参加いただけます。ご参加を心よりお待ちしております。

(おかげさまで札幌、東京ともに定員を超えるお申し込みをいただきましたので、現在は、キャンセル待ちとしてのお申し込みをお受けしております)

☆☆☆札幌☆☆☆

【日程】2017年3月8日(水) 1日のんびりと
【会場】アクセスのよいところで検討中
【参加費】検討中
【問い合わせ先】ipssapporo@gmail.com (大川)

☆☆☆東京☆☆☆

【日程】:2017年 3 月 4 日(土)13:30~ 6 日(月) 16:00終了予定
  4日(土)受付13:00~、開始13:30~17:30
  5日(日)10:00~17:30、6日(月)10:00~16:00
  ※4日(土)10:00~12:00は、定例の勉強会を予定しています。
【定員】:20名くらい
【会場】:東京大学医学部3号館1階N101(所在地:東京都文京区本郷7-3-1)
【参加費】:25,000 円 (1日参加 10,000 円、2日参加 18,000円)
〇参加費は企画運営代として使用させていただきます。
〇参加費は、当日いただきます。全日程の参加が難しい場合、また、参加したいけれど全額のお支払いが難しい場合などご要望がありましたら、お申込み時に、お気軽にご相談いただけますと幸いです。
〇初日10:00~12:00の定例勉強会は、どなたでもご参加いただけます。申込不要、参加費は無料です。
【申込方法】ご参加の方のお名前、参加希望日、連絡可能なメールアドレスを添えて、下記メールまでお送りください。
【申込み・問い合わせ】ipstky@gmail.com 東京IPS勉強会(宮本・尾川)

☆☆☆今回の企画にかかわっている人☆☆☆
大川浩子、尾川優子、神田博文、スティーブン・ポクリントン、宮本有紀(五十音順)

12月18日焼き大会のご報告

12月18日IPS東京勉強会の後の忘年焼き大会の模様です。こんな感じで焼いています。

2016年12月18日勉強会のご報告

2016年12月18日(日)10:00~12:00は、定例の勉強会でした。
初参加の方もおられ、10名での会となりました。
初めての方はブログを見て来てくださったとのこと。嬉しかったです。
今年最後ということで、終了後にあぶって味わう、忘年焼き大会もありました。(焼きがんもどきが思いのほかおいしかったです。)

静かな時間(太極拳)では、呼吸に意識を向ける、の後、
体の重みを感じてみるという試みがありました。
2人一組で、1人が身体を傾けて、1人は腕に触れてみる、という。
自分が傾いて触れられている時は、自分の体の重みは感じなかったのですけど、相手が傾いて自分が触れているときには、
寝た赤ちゃんを抱っこした時のような重みを感じました。

テキストは、「衝突」複数の真実を持つ、の続きでした。
文章を読んで思う所を話しました。
どこから病気なのかはわからないのに「頭の障がい」と捉えた方がわかりやすいから、そう捉える。それで「薬を出す」という発想が出てくる。「医者」と「患者」の考え方の違いにすごく壁を感じる。という話が印象的でした。

次回予定】※1月はお休みです。
日時:2017年2月11日(土)13:00~15:00(いつもと時間が違います)
場所:東京大学医学部3号館S102
参加費無料。申込み不要。初めての方も、ふらっと手ぶらでお越しいただけるの大歓迎です。


以下、本日お配りした内容のご紹介です。
**************************
IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2016年12月18日(日)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102

1.チェックイン(10:00~10:20)
・呼んで欲しい名前
・何に動かされてここに来ましたか?

2.前回11月の振り返り(10:20~10:40)
前回:「衝突」続き 複数の真実を持つ(5巻 p.14-15)

3.静かな時間を味わう や 太極拳(10:40~11:00) 
・息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
・息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
・ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
・できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?

~休憩~

4.第6章「衝突」複数の真実を持つ (11:10~11:45)(5巻 p.16)
坂東さんが精神科医の知らない市川さんについて知っていることは確かですが、精神科医の目を通して、あるいは医師の責任を通しては見てきませんでした。多分その医師には(とても残念なことに)最近、市川さんが彼に内緒で薬を減らしたあとに、彼を入院させなければならなかった経験があったかもしれません。この時点まで、彼らは本当に信頼でき、希望の持てる関係を持っていたのに、この強制入院がその信頼を損なったのかもしれません。彼の言っていることは真実です。一方、坂東さんは、市川さんを何年も知っていて、薬が少ないときに、もっとしゃっきりと、生き生きとしている彼を見てきました。彼女が知っていることも真実です。ではいろいろな見方があることを認識し、同時に3人すべてにとって有益な何かを作る出すことに向かうことが出来るでしょうか?もし、坂東さんが王道を行き、精神科医にこういったらどうでしょう。

「あなたの反応の仕方から判断すると、市川さんととても大切な経験を持っているに違いないですね。彼のことをとても気にかけているように感じました。私も彼とは長いつきあいで、とても気にかけています。私が知っている市川さんについて、あなたがもう少し理解して、あなたにとってはどうだったのかを私に理解出来るように、話してもらえたらと思います。私たち3人がそれぞれの見方について話し合い、3人の間に信頼を作り出すにはどうしたらよいか、探り出すことが出来ると思いますか?」

どのような可能性が開けるでしょうか?そして、従来の上下関係にどんなことが起きるでしょうか?

5.勉強会の感想(11:45~12:00)
・今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

【今後の予定】
次回:2017年2月11日(土)13時-15時 (いつもと時間が異なります)
(3月は矢が花に変わる研修を3月4日(土)-6日(月)で計画準備中、4日の午前は定例の勉強会にとの話が進んでいます。)
******************************

2016年11月19日勉強会のご報告

2016年11月19日(土)15:00~17:00、東京での定例の勉強会がありました。
今回は10名、チョコレートをいただきながらの会となりました。

太極拳では、頭で考えて動くのと体の重心を整えて動く違いをしました。
「触ろう触ろう」と考えると体に力が入ってしまう感じが、ありありとわかって、こういうの普段でもあるなと思いました。
足裏を感じて立って、壁を触るイメージをして動くだけで違うもんで。
反対意見を言う時も、こういう風に自分を整えてから言えると違うかも?との感想もありましたね。

テキストは5巻の、しばらく続いている「衝突」の、またまた続きで、
文章を読んで思ったところを、つれづれに話し、最後に心に響いたことを話しました。
・いくつもの現実があることを知るのが大切だと思った。
・何を大事にしたいと思っているか、その人のしたい事も大事、私のしたいことも大事、う~~んと思った。
・おしみなく情報を提供し合うことは大事だと思った。病気になったから見える視点もあるし、どれも正解。話題にしてそれをすり合わせできたら、もっといいと思った。
・来る前はモヤモヤしていた。自分がしゃべらなくても、みんなの会話を聞いてモヤモヤがすっきりした部分もあった。
・しかられてもいいんだ、嫌われてもいいんだと思うと、気が楽になる。

【次回予定】
日時:2016年12月18日(日)10:00-12:00、忘年会~13:30
場所:東京大学医学部3号館S102
参加費無料。申込み不要。初めての方も、ふらっと手ぶらでお越しいただけるの大歓迎です。


以下、本日お配りした内容のご紹介です。
**************************
IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2016年11月19日(土)15:00-17:00 場所:東京大学医学部3号館S102

1.チェックイン(15:00~15:20)
・呼んで欲しい名前
・何に動かされてここに来ましたか?

2.前回10月の振り返り(15:20~15:40)
前回:「衝突」続き 対応と反応の違い(5巻 p.12-13)

3.静かな時間を味わう や 太極拳(15:40~16:00) 
息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?

~休憩~

4.第6章「衝突」複数の真実を持つ (16:10~16:45)(5巻 p.14-15)
二つ以上の現実を同時に考えることは可能でしょうか?現実というものは存在していないという可能性さえあるでしょうか?トレーニングのこの段階まできたら、世界観がこの答えに大きく関係しているだろうと思っていることでしょう。これについて立ち止まって考えると、真実は、私たちのものの見方(どうして、そう思うのか)に基づいています。最後の例で、鈴木さんにとって「食器の片付け」は食器洗いを必ずしも意味してなく、流しに入れておくことを意味していたのかもしれません。彼の真実は、カウンターは一日に一回掃除することかもしれません。一方、“片付けること”の真実は、向田さんにとっては全く違うことかもしれません。
 現実について交渉することについて話したときに、この問題について少し触れました。ここでは、特にこの考えについてもう少し詳しくお話したいと思います。あなたが関わりを持つ人それぞれと、意見の不一致をどのように解決するかに関係してくるでしょうから。
 このトレーニングを通して、従来の精神保健の援助の仕方とピアサポートの考え方とを対比させてきました。これらの二つの視点は、(少なくともこの時点では)、二つの全く異なる、ものの見方をしています。精神科医やケアマネージャーのような精神保健の専門職を含むチームで働いていたとしたら、これは、どんなことを意味するでしょうか?

例:坂東さんは、多職種治療チームで働いています。彼女が関わっている人の一人は市川さんです。ある日市川さんは、強制されている薬が多すぎると感じていると彼女に打ち明けます。坂東さんは、薬を減らすように市川さんが権利主張をすることの手助けをしようと決めます。二人は市川さんの治療チームのミーティングに出て、そこで市川さんは薬を減らしたいと思っていることを伝えます。彼はそのことについて坂東さんと話をして、薬を減らすことにうまく適応出来ると感じています。すべてがうまくいっていました。市川さんが部屋を出ていって、坂東さんが他のスタッフと部屋に残るまでは。彼らは激怒していました。精神科医は、こう言います。
「あなたはいつ薬学の専門家になったの?薬の量を減らすと、彼がどうなるか、知っているの?」
もし、二つの明らかに違う現実が存在し、どちらも真実だとしたら、それはどのようなものかもしれないでしょうか?

5.勉強会の感想(16:45~17:00)
今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

【今後の予定】
次回:2016年12月18日(日)10:00-12:00(そのあと忘年焼き大会!)
**************************

2016年10月8日の勉強会のご報告

2016年10月8日(土)14:00~16:00、勉強会がありました。
今回は8名集まりました。

いつもは前回の振り返りをすると、すっかり忘れていても、
あ~そうだったと思い出せることもあるのですが、
こと前回は拡大勉強会2日目の夜ということもあって疲れていたのか、
さっぱり思い出せませんでした。

集中して1日じっくりというのもいいけど、短時間で毎月っていうのも、
それはそれでいいなと改めて思いました。
3日間かけて、あんなにゆっくりほぐした体も、ほぼ元通りカチコチに。
日々色んなことがあって疲れますもんね、と。
時々でも自分の体に目を向ける時間が持てるのはいいなと思いました。

テキストの5巻の続きでは、テキストを読んで思ったことを話ました。
違いがあるのは分かっているはずなのに、価値観の違いに驚いたり腹が立ったり。
テキストに書かれている、2つの真実を同時に確かに知ることが可能です、ということを、「ちゃんとしてよ」「…ちゃんとしてるよ」の言い合いの時のように、お互いの目線がすれ違った時に、“確かに知る”のは難しいな、とか。

楽しかったです。

【次回予定】

日時:2016年11月19日(土)15:00-17:00
場所:東京大学医学部3号館S102
参加費無料。初めての方のご参加も大歓迎です。

以下、本日お配りした内容のご紹介です。
***********************
IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2016年10月8日(土)14:00-16:00 場所:東京大学医学部3号館S102

1.チェックイン(14:00~14:20)
•    呼んで欲しい名前
•    何に動かされてここに来ましたか?

2.前回9月の振り返り(14:20~14:40)
前回:「衝突」続き 対応と反応の違い(5巻 p.12-13)

3.静かな時間を味わう や 太極拳(14:40~15:00) 
• 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
• 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
• ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
• できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?
~休憩~

4.第6章「衝突」対応と反応の違い (15:10~15:45)(5巻 p.12-13)
コヴィー(1989)は、“自由”として、この対応のことを論じます。言い換えると、自分の世界観に基づいて反応する代わりに、川村さんは、その経験を違った風に解釈することに心を開き、そして、反応するのではなく、対応するためのスペースを作ります。野中さんが彼の娘についての情報を提供したあと(これが手に入れる部分です)、川村さんは、新たな見方が出来るようになりました。でも、彼は、違ったことをする前に、他の可能性に対して心を開く必要があったのです。

別の例をやってみましょう。対話について、世界観について、一緒に何かを作り出すことについてよく考えてみてください。

衝突2
向田さんと鈴木さんは、ルームメイトで、初めから、家のことは二人で分担することに同意していました。一ヶ月ほどして、向田さんは、鈴木さんが料理を作ったあとに汚れたお皿が流しに置きっ放しになっていることに気付きます。しばらくの間、彼女は気にせず、自分の分と一緒に洗い物をしていました。しばらくして、彼の食器が流しにあるだけでなく、カウンターやレンジの上にごみが散らかっていることにも気が付きました。彼女はむっとし始めます。彼女が鈴木さんに約束について言うと、鈴木さんは、「ええ、僕の分はやっているよ・・・」

1.向田さんが「反応」するとしたらどんなことになるかもしれないでしょうか?
2.向田さんは、「対応」するとしたらどんなことになるかもしれないでしょうか?

相手の真実に心底、心を開く時間をとるとき、二つの真実を同時に、確かに“知る”ことが可能です。これは強力な視点です。

5.勉強会の感想(15:45~16:00)
今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

【今後の予定】
次回:2016年11月19日(土)15:00-17:00
(12月18日(日)10:00-12:00(そのあと忘年焼き大会?))
*****************

2016年9月 拡大勉強会3日間のご報告その2

2016年9月17日~19日のIPSの拡大勉強会のご報告がありましたが、ご報告その2としまして、参加者の方の許可を得て撮影したそのときの様子の一部をご紹介させていただきます。

休み時間。

8ヶ月の赤ちゃんも参加してくれました。
生きることや、ゆるんだ状態についてなど、
赤ちゃんから気づかされることがたくさんありました。

ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。

2016年9月 拡大勉強会3日間のご報告

2016年9月17日~19日、拡大勉強会がありました。
今回は、「ゆるむ」ことを、じっくり、ゆっくり、とことん味わえた3日間でした。

【1日目】10:30~17:00
・チェックイン
・太極拳、体を緩ませる呼吸のワーク
・「家のたとえ」を読んで思ったところを話す
・横たわって体を整えるワーク

【2日目】10:00~16:00
・深く呼吸をするワーク
・2人組で、足や頭などからリフレッシュするワーク
・ワークブック2巻より抜粋の文章を読んで、思ったところを話す
・4人組、自分にとって難しかった状況での会話をしてみる
・体を緩めるワーク
・17:00~定例の勉強会

【3日目】10:00~15:00
・2人組になって体を緩ませるワーク
・外と内を融合させるようなワーク、ろうそくを使って
・言葉にならない出来事をあえて言葉で伝えてみるワーク
 2人組、お互いに言葉にとらわれず全体の感じを味わう
・横たわって旅に出るようなワーク
・感想、これからしたいことなど

今回も、ゴザをひいて、ゆったり過ごしました。
普段の2時間の勉強会では、なかなかゆっくり体を緩められない所、
時間をかけて、じっくりと体をほぐすことが出来ました。
横になったワークでは、思わず寝る人続出!
普段の生活が慌ただしく、みんな疲れているんだね、と。

体が緩んだところで、言葉にとらわれない会話を試してみたら、
話をしていても、聞いていても体が緊張していなかったように思います。

この勉強会をどう伝えていけるか、全く説明できない、
研修なのに、ゆったりしてこれでいいのか?と思った、
温かい感じがした、
などなど、みなさま感じたことは様々だったと思います。

私としては、心が置いて行かれがちな、思わず口から出た会話でなく、
本当に危機的な状況の時にも、どんな心持の時にでも、
ほっとできるような心の会話を探していくような、
そのためには一番大切なところを、存分に味わえたように思いました。

そして人が集まって、こういう雰囲気が出来ると、
何にも増して、よりエネルギーをもらえる気がしました。
みなさま、ありがとうございました。

2016年9月18日(日)の勉強会のご報告

2016年9月18日(日)17時-19時に、IPS勉強会を行いました。
今回は、9月17日-19日に開催していた、東京IPS拡大勉強会の開催期間中の夜に開催、ということで、いつもの勉強会の会場よりも広い場所で、拡大勉強会にご参加されていた方々もご参加くださって23人での大きな勉強会でした。
参加者は8ヶ月や4歳から、関東だけでなく、東北、北陸、中部、近畿、四国からの方々とお会いできました。

今回は、まずは前回(7月)の「対話をなす」のやりとり(川村さんと野中さんのやりとり)について、再度見直し、衝突に対するさまざまな見方が出されました。

後半で、まず身体を緩ませるワークを神田さんにリードしていただいたのですが、拡大勉強会で使用しているゴザの上で横たわって身体を緩ませることができ、とても気持ちが良かったです。

そして、その後で、今回のお題である「反応するのではなく、スペースを作ること」について、前半の会話の続きをしました。

次回は10月8日(土)14:00-16:00 です。(いつもと時間が違うのでご注意ください)

ご参加いただいた方、どうもありがとうございました。
お会いできなかった方、またお会いできるのを楽しみにしております。

今回の勉強会でお配りした9/18の進行(アジェンダ)を以下にはりつけておきます。
-

IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2016年9月18日(日)17:00-19:00 場所:東京大学医学部3号館N101(拡大勉強会バージョン)

1.チェックイン(17:00~17:20)
• 呼んで欲しい名前
• 何に動かされてここに来ましたか?

2.前回7月の振り返り(17:20~17:40)
前回:「衝突」続き 対話をなす(5巻 p.8-12)

3.静かな時間を味わう や 太極拳(17:40~18:00)
• 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
• 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
• ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
• できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?

~休憩~

4.第6章「衝突」対応と反応の違い (18:10~18:45)(5巻 p.12-13)
(川村さんと野中さんの対話の内容:裏面) 積み重なる経験に基づいて、私たちは、見方、考え方、行動の仕方、何を信じるかを学んできています。スティーブン・コヴィー(1989)は、こんな感じ(「見方→行動→手にするもの→」が円環になっている図)の、基本的な学びのモデルを提唱しました。(1巻p.28-29)

コヴィー(そのほかにも多くの人)が伝えようとしているのは、表面的な変化を起こすことは出来ても、私たちの見方が変わらなければ、私たちの行動は、本当の違いを生み出しはしないということです。川村さんと野中さんの例を見てみましょう。川村さんが、自分の思い込み・世界観のレンズを通してしか野中さんを見ることが出来なかったとき、彼はこの対話でも、もう少し良心的な対応は出来たかもしれないけれど、あまり多くのことは学べなかったでしょう。

川村さん:「僕は、野中さんの分と自分の分の二人分の仕事をしているんだよ。もし、この仕事は荷が重過ぎるなら、やめることも考えてみたら・・・」

野中さんはどう反応すると思いますか?防衛的になる?このバージョンでは川村さんは、まだ自分の思い込みに動かされ、これらの思い込みに基づいて、究極のところ、自分が必要としていることを満たそうとしています。自分がある感じ方をしていると気が付いたときに、野中さんがどうして出勤してこないのか理由がわからないと口にしたとしたら、新しい見方の可能性が生じるためのスペースが開かれたでしょう。

自分の世界観に基づいて反応する代わりに、川村さんは、その経験への違った解釈の仕方に心を開き、そして、反応するのではなく、対応するためのスペースを作ります。野中さんが彼の娘についての情報を提供したあと(これが手に入れる部分です)、川村さんは、新たな見方が出来るようになりました。でも、彼は、違ったことをする前に、他の可能性に対して心を開く必要があったのです。

5.勉強会の感想(18:45~19:00)
今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

【今後の予定】
次回:2016年10月8日(土)14:00-16:00 ←いつもと時間が異なります。
(11月19日(土)15:00-17:00 12月18日(日)10:00-12:00(そのあと忘年焼き大会?))

2016年9月拡大勉強会のご案内

~IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会、
拡大版のお知らせ~

9月の連休に、3日間の拡大勉強会を開催します。
ゆったりと学びあえたらなと思っています。
どなたでもご参加いただけますので、ご興味のある方、
ぜひお越しください!!

○日程:2016年9月17日(土)~19日(祝月)


○時間:17日(土)10:30~17:00くらい(受付10:15~)
     18日(日)10:00~16:00(終了後17:00~19:00定例の勉強会)
          19日(祝月)10:00~15:00終了予定


○会場:東京大学医学部3号館N101
○地図:http://bit.ly/hVR5pV

○参加費:10,000円(部分参加の方、1日4000円)
 ※参加費は、当日いただきます。
 ※参加費のお支払いが難しい場合は、
  お気軽に下記メールまでお問合せください。
 ※2日目(18日)17-19の定例勉強会は無料です。
  どなたでもご参加いただけます。


○定員:20名くらい。
 ※申込み多数の場合、先着順で受付を終了、それ以降にお申込みいただいた場合は、キャンセル待ちとさせていただきます。ご希望のみなさまにお入りいただきたく思っておりますが、会場の都合上、キャンセル待ちの方はご参加いただくのが難しいかもしれません。
 ※申込みは、7月12日より開始しております。

○今回の企画にかかわっている人:
  神田博文、宮本有紀、尾川優子、下平美智代ほか

○申込方法:①ご参加の方のお名前、②参加希望日、③連絡可能なメールアドレスを添えて、下記メールまでお送りください。

【申込み・問い合わせ】ipstky@gmail.com(宮本・尾川)

お待ちしております!

2016年7月10日(日)の勉強会のご報告

7月10日(日)は、晴れて気温も高くなりました。そんな中、10時-12時にIPSの東京勉強会が開催されました。
この日も静岡県や栃木県からもご参加いただきました。近い方も遠い方もみなさまどうもありがとうございます。


今回も、前回に引き続き「衝突」についてでした。
前半は、木になる感じとか、怒りは6秒(その間に何か言ったりしない)とか、話した後に、神田さんにリードしていただき、呼吸や気が通る感じ、足が地に着く感じなどを体感しました。
後半は、衝突についてテキスト内容を読みつつ、日常の中での衝突の話や、解決を求めているわけではなくてあぁそう見えてたんだ、と気付くような、そんな関係になれたらよいのでは、などお話ししました。

来月8月はお休みの予定で、
9月は9月の三連休のどこかの夜あたりを予定しております。

以下は、7月の東京のIPS勉強会で用いたアジェンダ(進行)です。

-
IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会 
日時:2016年7月10日(日)10:00-12:00  場所:東京大学医学部3号館S102 

1.チェックイン(10:00~10:20)
• 呼んで欲しい名前 
• 何に動かされてここに来ましたか? 

2.前回6月の振り返り(10:20~10:30) 
前回:「衝突」続き トラウマの再演と衝突(5巻 p.7-8) 

3.静かな時間を味わう や 太極拳(10:30~11:00)  
• 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。 
• 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。 
• ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。 
• できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような? 

~休憩~ 

4.第6章「衝突」 対話をなす (11:10~11:45) (5巻 p.8-9) 
 ・対話は、技法のあれこれとは、それほど関係ありません。それよりは、相手の情熱と真実に深く心を開きながら、自分の 情熱や経験を手にしようと実践する意図に関わっています。 これはピアサポートの究極的なゴールで、ここまで言い続けてきたように、本当の学びと成長が起きるところです。 
 ・物事が比較的うまくいっているとき、対話は楽しく、流れていきます。しかし、私たちの情熱が衝突するときには、順番 に聞くのではなく、順番に話すようになる傾向があります。 
・自分の現実について相手を説得しようとし、いくつもの見方や考え方があるということを忘れてしまいます。言い換えると、一緒に何が作り出せるのかを見出すのではなく、相手の見方の間違い探しに終始します。 

例: 川村さんと野中さんは、ピアが運営するクライシス宿泊プロ グラムでピア・スペシャリストとして一緒に働いています。 このところ、野中さんは休みがちで、川村さんは、野中さんの代役を務めなければならず、それに嫌気がさしています。 野中さんはいつ休むかわからないと言い、川村さんは野中さんがちゃんと責任を取ろうとしていないと思います。ついに衝突が起きたとき、状況はかなりの緊張状態になっています。(裏面に続く…) 

衝突1 

川村さんは野中さんに、こう言います。
 「 野中さんのせいで、僕の生活は無茶苦茶だ。 自分のリカバリーに真剣に取り組み始めるまで、仕事をやめるべきだよ。」 
 野中さんの反応は、 
「自分が何を言っているのか全くわかってないだろ。 僕は 川村さんよりずっと長い間リカバリーに取り組んできてるよ。 でも、自分のコントロールの及ばないことがあるんだよ。」 
 川村さんはこう言います。 「 そうかもしれないけど、僕たちは誰でも問題を抱えているんだよ。ちゃんと問題を解決して、 決まったときに出てこな い なら 、やめさせてもらうように頼む しかないね。 」 
 野中さんは 「勝手にすればいい。こっちは弁護士を雇うだけだ。」 

 これはいくらか誇張されているかもしれないですが、衝突があるとき、この種のパワーの力動が働くのはそれほど珍しくはありません。振りかえってみましょう。川村さんの(必ずしも情報に基づいていない)思い込みは何だったでしょう か?どのようにして彼はそのような思い込みをしたのだと思いますか? 野中さんの視点からこの状況をもう少し良くわかるためには、 どうする必要があったでしょうか?川村さんは、どうすれば、その情報を手に入れることが出来たでしょうか? 

☆やり直してみましょう。 

 川村さんと野中さんは、ピアが運営するクライシス時宿泊プ ログラムでピア・スペシャリストとして一緒に働いています。 このところ、野中さんは休みがちで、川村さんは、野中さん の代役を務めなければならず、それに嫌気が差しています。 野中さんはいつ休むかわからないと言い、川村さんは野中さ んがちゃんと責任を取ろうとしていないと思います。ついに衝突が起きたとき、状況はかなりの緊張状態になっています。 野中さんと顔をあわせたとき、今度は、川村さんは、ピアサ ポートについて考えました。 

 川村さん: 「野中さん、このところ、遅れてくる か、全くこないことが多いね。 気がついていないかもしれないけど、野中さん の担当の時間を僕が埋めていて、ちょっと、不満に感じ始めているんだ。どうして遅れてきたり、 来なかったりするのか、そういえば、事情を全く知らなかったことに気づいたんだけど。 よかったら、どうしたのか 話してもらえる かな。 」 
野中さん: 「川村さんが 全部埋めてくれているとは知らなかった。 補助の人がいると思っていたよ。娘が最近引越しをしてから 、てんかん発作がひどくて困っているんだ。それがいつ起こるか予測がつかなくて。」 
 川村さん: 「そうだったの。大変だね。 野中さんも娘さんも気分が晴れないだろうね。 お互いにとってうまくいくようなスケジュー ルにするにはどうしたらいいだろう?」 
 野中さん: 「僕の担当のシフトを 緊急にバックアップしてくれる人がいて、15分以上しても来なかったら来てもらえるようにしたらいいかもしれない。バックアップの人が電話で確かめてくれて、準備をしておいてくれればいいね。 」 
 川村さん: 「いいかもしれないね、だったら、僕は自分のシフトだけ心 積もりしていればいい。娘さんのことで もし僕に出来ること があれば、いつでも連絡して。」 

 この会話に導くために、川村さんが使ったピアサポートの技法は何でしょう? 相手がどうしてそのような行動の仕方をしているのかについて思い込みをしているとき、私たちはその思い込みを会話の中に持ち込みます。そして、そうしているときに出来ることといえば、自分の望んでいることを手に入れるためにパワーを使うことでしょう。もし私たちが、自分の真実を保ちながら、相手の人の見方にも誠実な好奇心を持つことが出来たら、全く違ったストーリーが展開するでしょう。  

5.勉強会の感想(11:45~12:00) 
今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか? 

 次回:2016年8月は、お休みです。

2016年6月19日(日)勉強会のご報告

6月19日(日)の10時-12時で、東京の勉強会がありました。
だんだん暑くなって、梅雨らしくムシムシした陽気でした。

今回は、ひでぼさん、神田さんにリードしてもらい、ゆったり座って手を膝に置いて、手の感じや足からの感じ、呼吸を足の裏に流す感じなど、体感しました。
座っているだけなのに、だんだん体の気流みたいなものを感じて、おおお!と思いました。
こんなに簡単な動作なのに(座ってじっとしている)、日常ではゆったり座って、そういうのを感じる時間もとれないほど慌ただしいですね、と話が出て、ほんとだな~と思いました。
テキスト5巻の続きの話もしました。

次回の予定は
7月10日(日)10-12時
場所:東京大学医学部3号館S102
地図:http://bit.ly/hVR5pV
です。

以下は、6月のIPSの東京での勉強会でお配りしたアジェンダ(進行)です。

-
IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2016年6月19日(日)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102


1.チェックイン(10:00~10:20)
• 呼んで欲しい名前
• 何に動かされてここに来ましたか?

2.前回5月の振り返り(10:20~10:30)
前回:「衝突」続き トラウマの再演と衝突(5巻 p.6-7)

3.静かな時間を味わう や 太極拳(10:30~10:55) 
• 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
• 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
• ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
• できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?

~休憩~

4.第6章「衝突」 トラウマの再演と衝突 続き(11:05~11:45) (5
トラウマの再演は、関係のレベルでも組織のレベルでも起こります。世界観と文化のために(ここま
でお話してきたように)私たちは、それぞれの視点から、状況を認識します。これらの視点を持つこ
とにより、もともとのトラウマの出来事と似通ったグループのパターンに陥りがちです。例としては次のようなものです。

ピア・プログラムに多くのプレッシャーがかかっています。深刻な財政的圧迫に対処しなければなら
ず、いつもより人手が足りません。それに加えて、ピアサポートとは何なのかについて、かなりの緊
張関係があるようです。管理者はあまり説明をせず、とても権威的になっています。他のスタッフは
仲間同士で噂話をし、メンバーに不満を示し、彼らに責任をなすり付けます。メンバーは、自分たち
が何か悪いことをしたかのように感じ、無視されている気がしています。そうして、人々は、生き残
るために使った昔の技術を使い始めるかもしれません。(たとえば、騒動を巻き起こしたり、即座の
関心を引くような行動をとるなど)それで、管理者は、メンバーは「行動化している」と言い、組織は解散に至ります。

ここでは誰もが再び、それぞれの「ものの見方(どのようにしてそう思うようになったのか)」に基づいた、自分にとっては正当化出来る行動に陥っています。上に挙げた家族と同じように、組織が動
き始めます。この特別な役割に気が付いていないと、組織は、ますます侵害され、問題が深刻化するでしょう。

なのでピアサポートの任務2に戻りましょう。「どのようにして、そのようなものの見方をするようになったのかをお互いに理解する手助けをする」、このことがどうしてそれほど大切なのかが見えて
きたでしょうか。自分の“見ていること”、自分の認識から一歩退いてみたときに、相手の人の世界観と文化を見るためのスペースが開かれます。これは、衝突の解決に最も重要な要素であるというだけでなく、これが学び成長することなのです。では、実際にはどうなるでしょうか?

5.勉強会の感想(11:45~12:00)
今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

次回:2016年7月10日(日)10:00~12:00    場所:東京大学医学部3号館S102

2016年5月22日(日)勉強会のご報告

5月22日(日)の10時-12時に、東京の月例の意図的なピアサポート(IPS)の勉強会がありました。
とてもいいお天気で、勉強会の休憩時間を長めに取り、銘々に外を歩いたりしました。気持ちよかったです。

今回の勉強会では、太極拳を神田さんに教えてもらいながら、重心の上下や前後を感じる、重心が下にある感じ、腕に気が通る感じなど、身体を感じました。
その感じが、フラットな自分、ニュートラルな自分なんだなぁ、と、体感しまして、その後にIPSのワークブックの内容(トラウマと衝突)を話し合いながら、頭に血がのぼったり、できごとに反応してしまったりしたことに気付いたときに、その体感に戻れると良さそうですねぇ、などと話をしました。

次回以降の予定は
6月19日(日)10-12時
7月10日(日)10-12時
場所:東京大学医学部3号館S102
地図:http://bit.ly/hVR5pV
です。

以下は、5月のIPSの東京での勉強会で用いたアジェンダ(進行)です。

-
IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2016年5月22日(日)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102

1.チェックイン(10:00~10:20)
  • 呼んで欲しい名前
  • 何に動かされてここに来ましたか?

  • 2.前回4月の振り返り(10:20~10:30)
    前回:「衝突」続き(5巻 p.5-6)

    3.静かな時間を味わう や 太極拳(10:30~10:55) 
  • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
  • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
  • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
  • できれば、頭を空っぽにして、体の声を聴いてみられるような?


  • ~休憩~

    4.第6章「衝突」続き トラウマの再演と衝突  (11:05~11:45) (5巻 p.6-7)
    トラウマの再演とはどういうことでしょうか?それはいろいろなレベルで起こります。たとえば、とても混乱させられ、 ひどく否定的な経験をしてきたとき、私たちは、それに意味 づけをし、そのときに出来る最善のやり方で対応します。家 庭内の暴力について、それが「普通の家族力動」とされている状況についてお話したことを覚えていますか?多分、その とき、それに対処するために、息をひそめ、人からは見えないものになっているかのようにさえ感じたかもしれません。 私たちは、もし、自分が消えてしまえば、暴力はなくなると 思ったのです。
    そうして、誰かが大きな声を出し、侮蔑しているように感じ るとき、もう少し静かにしてもらうように頼んだり、それは どういう意味なのかと聞き返しても、全く問題ではないのか もしれないのに、私たちは黙り込み、自分は見えないものだ と信じ、消え去ろうとします。これは、昔の状況を思い起こさせる現在の状況への、昔の反応なのです。

    ✍必ずしも現在の状況には当てはまらないやり方で、あなたが反応してしまう状況は、どんな種類のものがあるか思いつきますか?(たとえ ば、どんな形の衝突でも、それが起きるとあなたが“消える”という ような)なぜ、そうしようとするでしょうか?  

    5.勉強会の感想(11:45~12:00)
    •今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

    次回:2016年6月19日(日)10:00~12:00    場所:東京大学医学部3号館S102



    2016年4月17日(日)勉強会のご報告

    4月17日(日)10:00~12:00に、毎月1回の勉強会がありました。
    15名とにぎやかな集まりでした。

    また、番外編で12:00~1時間ほど「あぶって味わう」もありました。
    味わう、というより、お昼時でホットプレートにのせてはパクパクと食が進む、おいしい時間でした。
    お腹が減っている時にゆっくり味わうのは、なかなか難しくて、
    ちょっとお腹が満たされてからは、ゆっくり味わえたかなと思います。

    前半は、「何に動かされてここにきたか」という話題からはじまり、
    3月の振り返り、そして、恒例の神田さんの太極拳でした。

    後半はテキストの、5巻(p.5-6)第6章「衝突」の続きでした。
    内容は以下です。
    各自その場で読んで、思った所など話をしました。

    私たちは経験に基づいて、誰でも、そこを押されると強く反応するホットボタンを持っています。ですから何かが気に障ったときに、それに気が付いていることが大切です。次に挙げるのは、私たちの誰もが経験している状況の例です。

    三木さんと黒田さんは、黒田さんがそれほど自信のない話題について話しています。一方、三木さんは、そのことに自信を持っています。三木さんは、黒田さんに、「簡単だよ、2歳の子どもでもわかるよ・・・」というようなことを言います。黒田さんはそのコメントは自分に向けられているように感じ、けなされていると思います。頭にきてこう言います。「自分が詳しいからといって、私を軽蔑していいということはないのよ」と。三木さんは、「そんなつもりで言ったんじゃない、誤解だよ」と言います。

    私が想像するには、黒田さんは三木さんがそう言ってごまかそうとしているだけだと思うだろうと思います。三木さんがごまかそうとしていたにしろ、そうでないにしろ、この種の衝突は思い込みと陰口を導くことがよくあります。


    1.傷つけられたと感じたときに、相手がそれは誤解だと言ったとしたら、あなたはたいていどう反応しますか?

    2.この種の衝突は過熱します、というのは、これは私たちの神経の深いところに触れるからです。けなされたと感じるだけでなく、私たちの現実は現実でないと言われたように感じます。トラウマの世界観を持っているとしたら、これはさらにどのように悪化するでしょう?


    2歳のこどもみたい、なんて言わないよね、でも言われたら腹が立つ、ん~けど言われた方が言い返しやすいかも、なんていう話から、いろいろな話に発展しま…した。。。(か、どうだったか、ちょっと、いやかなり忘れてしまっていますが)。

    かろうじてメモに残っていたこと、ご紹介します。

    ・傷つけられたと思うと、嫌な人だと思ってどんどん嫌いになるときがある、そこが怖い。知らない間に人を傷つけて嫌われてしまうこともあるかも。
    ・言葉のある衝突の方がまだまし、言葉のない衝突はきつい。
    ・言ってないのにすれ違った。怒っている様子は伝わってきて、うまくいかないのはわかっているが、言葉がうまく出て来ない。
    ・黙って怒っていると、勘違いして自分に怒っている?と勘違いすることもある。
    ・言えないエネルギーが湧くときもあり、「気が付いていることが大切」というのがいいなと思った。自分も守りながら相手に伝えられたら・・・。
    ・答えは出ないけど、今日の話を持ち帰って、また来てちょっとでも開けたらいいな。
    ・負のエネルギーが、自分に入ってくる時がきつい。
    ・でも、いつも負のエネルギーが自分に入ってくるわけでもない、体調とか、その時の感じでも違う。
    ・太極拳で体を感じていると、気づかないことに気づける。
    ・「衝突」はあるので、諦めている。身近な人に譲ることが多い。でもストレスが溜まる。上手なケンカができればいいな。
    ・言う=違いを知るいい機会。
    ・自分の中での衝突もある。自分の中の世界観も一つではなくて複雑。
    ・昔の江戸っ子、タンカを切る。今は相手の世界観などを考えすぎて、かえって言葉尻などが気になるのかもしれない。

    【次回】
    日程:2016年5月22日(日)10:00~12:00  
    場所:東京大学医学部3号館S102 いつもの場所です。

    行ってみようかな、と思った方は、どなたでもお越しくださいませ。

    ☆定例の勉強会は、参加費無料です。
    テキストはほしい方は購入もできますが、
    毎回内容をお配りしていますので、なくても大丈夫です。

    2016年3月19日(土) 勉強会のご報告

    2016年3月19日、土曜日だったので15:00~17:00でした。
    だんだん温かくなってきました。
    初参加の方や、静岡や長野など遠方から、顔なじみの方々と、
    いつもより賑やかな、14名での勉強会となりました。

    この勉強会にきたきっかけ、何に動かされてここにきたか、という話から始まって、前半は、前回の振り返りの話から、人との距離、家族との距離のことなど話題が広がりました。

    後半は、恒例になった神田さんの太極拳で、自分の体を感じる、というのをして、終わりの30分くらいで、今日の本題に入りました。
    前回で4巻が終わり、今日からテキストの5巻です。
    今回は、文章を「絵のように見てみる」(若松英輔さん「読むと書くの冒険」より)というのをしました。

    事前に、
    『お持ちいただいた文章、または、テキスト(内容はお配りします)を読んで、絵のように見てみるということを試してみたいと思っています。
    IPSに来ようと思うきっかけになった案内文や本などが手元にありましたら、お持ちいただけますか。
    それか、なんでも好きな本を1冊でもかまいません。
    テキストをお持ちの方は、5巻をお持ちくださいませ。』

    と、メールで案内しました。

    お持ちになった文章、もしくは、お配りした文章(テキスト5巻_p.5-5~5-7)を読んでみて、印象に残ったところ、気に入ったところ、よくわからないけどとても気になると思うようなところ、また、記憶にずっと残っている文章などなんでも、あまり長すぎない程度に何でもいいので書き出してください。

    ・それはどんな印象ですか?
    ・書き出した文章に「タイトル」をつけてみてください。長くても漢字3文字以内で。
    ・それを見て、どんな色が思い浮かびますか?
    ・どんなにおいがしますか?


    お配りしたテキストの文章(テキスト5巻_p.5-5~5-7)は以下です。


    2016年2月14日(日) 勉強会のご報告

    2016年2月14日は、朝から雨でコケの緑が濃かったです。
    初めての方が2人もおられ、10名での勉強会となりました。

    前回の振り返りのあと、神田さんの太極拳で体を整えました。

    目を閉じて片足で立ってみて、体の重心を感じたり、
    肩から手に呼吸を通すような感じで、呼吸したりしました。
    また、横隔膜は知らず知らずのうちに緊張しているらしく、
    ミゾオチの辺りを優しく触ったり、ちょっと手を当てて温めるだけでも、
    横隔膜の緊張が緩んで、体がほぐれる、という話が興味深かったです。

    後半は、テキスト4巻の続きです。
    もう終わりの方に近づいてきまして、まとめのような内容でした。

    安全・安心について再定義をする、あるいは、リスクの共有についての自己評価(4巻_p.22-24)

    この章で扱った話題(安全・安心についての再定義、自傷、自殺傾向、自分自身のボタンが押されるとき、等)は困難を感じるものだったかもしれません。これからも引き続き、このことに困難を感じるでしょう。誰も、長い間、居心地の悪い思いをしていたくはありません。でも、ここが、お互いに今までと違ったやり方でそこにいることを通して、意味のある変化が生じる場所なのです。これが、成長の機会としての危機(クライシス)という言葉が意味を持つところです。

    これはまた、ピアサポートの理念の実践に関して、相手の人と自分に注意を向け、確認をし続ける、もっとも重要なときです。恐れは私たちを何に向かわせているでしょうか?この状況は私たちに何をもたらしているでしょうか?自分自身と関係をケアするために、どんなことに注意を払っている必要があるのでしょうか?

    確認をするための、自己評価の質問です。

    •  “成長の機会としての危機(クライシス)”とは、あなたにとって何を意味しますか?
    •  自傷が言葉(表現の手段)であるとはどういうことなのでしょうか?
    •  複数の真実があることが何を意味し、やり取りの中でそれをどのように実践していますか?

    この章のはじめ(4巻_p.4)の質問に戻りましょう。ピアサポートの中で、あなたが心配するのは、どのような状況でしょうか?


    1.上の質問への回答に基づいて、あなたにとって挑戦的なシナリオについて記述してください。これが実際の会話であるかのように、状況と対話を含めてください。学びにつながるように考え、つながりを保つようにピアサポートの技法を使ってください。

    2.自分自身と自分の能力について何を学びましたか?

    さて、3人組でこれをしてみましょう(二人がロールプレイをし、3番目の人が観察をします)。それぞれの立場から観察したことを書きとめてください。

    例:
    あなたは松田さんとピアサポートを始めて随分たち、彼女の腕と足に傷跡があることを知っています。もし彼女がその気になれば、そのことが話題になるのを待っています。今日、彼女が会いに来たとき、彼女が手にしている刃物が目に入ります。

    それぞれの立場からのノート

    1.あなたは、サービスにおいての安全とピアサポートでの安全に、どのような違いがあると思いますか?

    2.居心地の悪い状況を切り抜けたときにあなたが使った技法について記述してください。ここで、あなたにとって、何が最も難しかったですか?もっと学ぶ必要があると思ったのは、どのような情報についてですか?


    文章を読んで、思ったところを話しました。
    同じ文章を読んでも、それが友達だったら、自分が看護師だったら、
    福祉のワーカーだったら、まったく知らない人だったら。
    「ナイフを持っている」ということから連想することも、
    参加した人々の話の中でもいろんな価値観があるなと思いました。

    日常では、基準に照らし合わせた話が多く、自分は正解を求めてしまうが、こういった「答えを探さない答え」を話せる場がすき、という話がとても印象に残っています。
    本当にそうだなと思いました。

    会話でテクニックを使っていると思うと嫌になる、相手にも伝わる、
    相手を変えようとしていた、その時にそれに気づけていたら変わったかも、というヒント、そういうことがずっと続いていくような感じ、
    一つの事をとっても、自分の中でいろいろな判断が出てくるが、どうやって味わっていけるのか、自分が常にジャッジしていると気づくだけでも違うんじゃないか、
    学びにつながるように考え、つながりを保つように・・・というのは難しい、などなど、話は尽きない感じでした。

    次回は2016年3月19日(土)15:00~17:00 午後です、お間違いなく!
    場所は、東京大学医学部3号館S102です。

    7巻までありますので、しばらく月1回ペースで続いていくと思われます。
    ふらっと遊びにお越しくださいね。

    2016年1月24日(日)の勉強会のご報告

    2016年はじめての東京のIPS勉強会が1月24日(日)にありました。
    晴れていて、風は冷たいけれど、空が青く、高く、吸い込まれてしまいそうな空でした。

    チェックインをして、前回の振り返りです。
    前回の振り返りは、「死にたい」という思いを聞くこと、言うことなどについて。
    死にたい、というと責められたり、何か残念な目に遭った人が不注意と怒られたり。
    どんな思いもどのような体験も、責められたりせず、安心して話せたらいいな、と思いました。

    休憩と静けさを味わう時間を合わせて長めにとって、後半はテキストです。

    後半のテキスト、今回は
    「開かれた対話」 あなた自身のボタンが押されたとき (4巻p.20-21)
    です。

    あなたがどんな人であれ、ピアサポートがどれほどうまくても、ときに、
    あなたの過去が邪魔をして、あなた自身が強い感情のなかにいると気が付くときが
    あるでしょう。自分には荷が重過ぎる、身を引くべきだと思うときがあると思います。
    一本、なぜ、今そう思うのか、それが自分の成長と学びにとって何を意味しているのかに
    興味を持つかもしれません。

    自分の体の中で何がおきているのかに気付き、呼吸に注意を向け、
    何よりも、自分に何が起きているのか、声に出して言ってみてください。

    ここに例を挙げます。

    馬場さんは、つらい思いについてあなたに話します。この会話で馬場さんは、
    彼女が経験した性的な虐待について、かなり生々しくあなたに語ります。
    あなたは、昔のようなパニックを感じ始めます。息が止まり、自分の虐待の経験が
    よみがえってくるのを感じます。馬場さんの話を聞いていたいと思うのですが、
    ますますそこから遠のいていく感じがしています。

    馬場さんは、あなたが何も言わないことに気が付き、上の空みたいだと思います。
    彼女は、ますます気分が悪くなり、怒りだしてこう言います。
    「誰も、本当に私の話を聞きたいとは思わないのだわ、私は自分が毒みたいに感じる!
    それが虐待した人が私にしたことなのよ!」

    あなたはなんと言いますか?

    <中略>

    時間をとってください。呼吸をして。反応するのではなく、応答してください。
    多分、次のようなことを言うことができるでしょう。

    「わあ、馬場さん。私があなたのことを聞いていないと思った時に、どれほどいやな気が
    したかわかります!私はあなたのことを毒だなんて思っていません。
    事実、あなたはとても勇気があると思った。
    私に起きていたのは、自分の虐待の経験を思い出して、集中できなくて、
    何も言えなかったのです。正直に言うと、私もまだ、身体がかたくなって、
    感情が高ぶるのだとわかりました。少し、違う話をしてもいいですか。
    私ができそうだと感じたら、馬場さんの話を聞きたいと思うけれど、
    今言えることは、私のつらい思いが蘇り始めたら、それを伝えて、
    それでどうするかは一緒に考えることができたらいいということ。
    馬場さんはどう思います?」

    このように、あなたは会話を始め、双方が必要としていることを交渉し、
    昔のやり取りのように、「あなたが私の引き金になっている」というようなことに
    陥らないようにします(それは、ここでも、犠牲者を責めていることになります)。

    上記の文章を読んで自由に話しました。

    • 自分の「体の中」で何が起きているか(心の中ではなく)に気付いたり意識できるときは余裕があるとき。、
    • 深呼吸をすると楽になる。余裕が無い時は息してなかったりする。
    • 「それはつらかったね」と返す言葉とか、文字で読むと、人ごとのような感じもするけれど、面と向かって心から言っているのは全然違う。
    • 冷静な第三者がいること大事なのでは?
    • 自分の陥っているパターンに気付くこと、とても難しい。問題だとすぐに感じるようなパターンはまだしも、助ける、アドバイスする、というパターンに気付くのはとても難しい。
    • 相手が何を求めているか、言葉だけではわからない。相手の気持を汲む努力は必要。
    • 後から何か思った時に「もしかしてこういうことだった?」と聞ける関係は良いと思う。
    • 何を求めているのか、自分でもわからないことたくさんある。
    • 会社の論理、人としての論理とも少し違うこともあって、ずっと会社とか組織の中でいた人がそこから離れても、自分の文化や価値観を変えるのは大変。
    • 誰も変わる必要はないのではないか。価値観はみんな違うということさえわかっていれば。
    • 価値観をお互い知りあえて、その価値観を尊重しあえたら良いのでは。
    • 価値観の分け合い方にも価値観があって、「多様性を認め合う」というものも価値観の一つなのでは。

    など、さまざまに広がっていく話でした。
    価値観の共有の仕方自体も価値観であるということが心に残りました。
    自分の価値観に気付くのってなかなか難しくて、自分の価値観と違うものに触れて、
    はじめて、ああ、これは自分のものの見方だったのか、と気付くんだなぁ、と、
    文化とか価値観や常識などについて思いました。

    【次回東京のIPS勉強会】
    日時:2016年2月14日(日)10:00~12:00
    場所:東京大学医学部3号館S102

    (次々回は3月19日(土)15-17時を予定しております)

    2015年12月20日(日)勉強会のご報告

    2015年12月20日(日)10-12に2015年最後の勉強会は11名の参加、そして、同じ部屋で、ささやかな忘年会がありました。

    前半は、チェックインのあと、前回の話題の振り返りをして、

    外でも中でも好きなところで、“静かな時間”を過ごしました。


     ~静かな時間を味わう~
    • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。ありのままの呼吸を感じ取る。
    • 自分の心の様子や思い、身体を素直なやさしいまなざしで見つめる。
    後半は、前回からの続きで「学習した反応としての自殺傾向」でした。

    以下、少し長いですが、当日の資料にあった、4巻_p.17~20抜粋の内容です。
    • さて、リスクの共有と安全・安心を再定義することについて考えるところに戻ってみましょう。自殺という言葉をコントロールの言葉、ある種の安全の言葉として考えると、それが人々にとって、どれほど重要なものであるかがわかり始めます。最も避けたいのは、誰かのコントロールと安全・安心の感覚を脅かすことです。ですから、ピアサポートの会話では、その人がどのようにして、そう思うようになったのかについて敬意を払う必要があります。

      可能性のある道具には、次のようなものがあります。
      · 自殺について考えることが、つらい状況への対応・反応になってから、どのくらいの期間になるかを尋ねる。
      ·  死にたい気がするといったときに、あなたにどのように対応してもらいたいかについて尋ねる。
      ·  私たちが診断を必要だと感じると、関係がどうなるかについて話し合う。
      ·  あなたはどのように感じ、何が必要かを話す。自分のパートを引き受けてください。

      ✍もしあなたが自殺について考えたことがあったとして、それを人に話したとき、その人たちからあなたが本当に必要としていたのは、どのようなことだったのでしょうか?
      ピアサポートの関係における、リスクの共有について話してきましたが、人からの助けを求めることも、時にとても大切です。(これは、その人に内緒で話すことを意味していません!)いつ、どのように、誰に、助けを求めればよいのでしょうか?

      いつ:正確には、正しいとき、というのがあるわけではないのですが、過剰な反応も、反応の欠如も避けたいことは確かです。どの状況、どの関係もユニークです。大切なのは、一人で抱え込まないことです。今あなたにはない視野を他の人が持っているかもしれません。ピアサポートの実践で出来る限りのことをしてきたかが問題になります。
      (中略)
      あなたが自分の最低限のラインをわかっていて、深刻な挑戦的な状況にどのように反応しそうかを知っていたら、これが強制的な状況に陥る必要は決してないはずです。しかし、不幸なことに、そうなってしまう場合があるかもしれません。覚えておいてください。そうした出来事のあとにも、関係の中ですることが、まだ、とても沢山あります。時期がきたら、関わったすべての人と(第三者も含め)それを振り返り、話しあってください。違った道筋にはどのようものがあったかを一緒に考えてください。どちらもが引きずっている感情について、そして、軌道に戻るために関係の中で何をすべきだろうかをよく話しあうことを忘れないでください。

      ✍1.誰かがあなたをコントロールすることになった、あなたが経験したとても挑戦的な状況について考えてください。何があったのですか?誰かにコントロールされるのを防ぐためにどうすることが出来たでしょか?

      ✍2.あなたが交渉できた、するつもりだった、別の挑戦的な状況について考えてください。その状況についてのあなたの考え方が、どのように変わりましたか?
    文章を読んで、おのおの思ったところを話しました。

    ・「死にたい」と口にすることと、実際に行動するのでは、開きがあると思った。
    ・閉塞感があるときや、解放されたいと思っている時に、死にたいと思ったことがある。
    ・1回、現生はリセットしたい、消えたいと思ったことがあった。
    ・死にたくなったときに、環境を変えたいと心から思っていることもあった。
    ・自殺に向かっている時は、エネルギーを使っている。それを話すということもエネルギーを使う。
    ・死について話をすると過剰に心配されることもある。
    ・死について話をしにくいことが多いが、死をタブー視しなくていいんじゃないか。嬉しいことや悲しいことがある一つとして、死について話題にして話をしたいときもある。
    ・犬にだと、どんなことも話をしやすい。
    ・ネコ的に、みんなふわっとしていたら、いろんなことが話やすいかもしれない。

    「死」という言葉の裏には、いろいろな想いがあると思いました。
    どんな話も、したいときにはできて、無理に聞かれることも過剰に心配されることもなく、そっといられるような場所があるといいなと思いました。

    次回:2016年1月24日(日)10:00~12:00
    場所:東京大学医学部3号館S102
    (次々回:2月14日(日)10時~予定しています)


    忘年会の写真のご紹介