2013年11月29日(金) 講演会ご案内

『矢が花にかわる』こころの交流  講演会について、チラシの内容を、
以下にご案内をさせていただきます。

5日間ワークショップは、すでに満員御礼のため受付を終了しておりますが、
講演会は、まだまだお席に余裕があり、当日参加もOKです。
ぜひ、お気軽にお越しいただけると嬉しいです。

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 『矢が花にかわる』こころの交流

「いい詩には、ひとの心を解き放ってくれる力があります。いい詩はまた、生きとし生けるものへの、いとおしみの感情をやさしく誘いだしてもくれます。」(茨木のり子 『詩のこころを読む』ページ iii) 

 私たちは、この『いい詩』にたとえられるような、人と人とのこころの交流が広がることを願い、講演会とワークショップを企画しました。『いとおしみの感情』は、苦しみが少しでも和らぎ、喜びや幸せを感じる瞬間の訪れを願う、生きとし生けるものへの慈しみの気持ちにも通じるでしょう。人は本来、つながりの中で生きていて、いとおしみや慈しみに根ざした交流によって関係がつむがれているはずなのに、普段の生活の中では、自分自身や人に対して、こころを閉ざすような在り方でいることも、少なくはありません。 

 今、あなたには、日々の生活の中で、仕事の中で、周りの人とのつながりがどう感じられるでしょうか?もし、つながりが断たれているように感じるとしたら、特に、そこに暴力が介在するとしたら、私たちの多くがそうであるように、あなたも傷つき、おびえ、こころを閉ざした『対応』をしているかもしれません。自分に矢を放たれたように感じる言葉や姿勢に接すると、お互いのこころの奥底にある真実の声を聞くことが、ますます難しくなっているのではないでしょうか。 

 もし、そこにある自分の傷つきやすさや恐れの根元にしっかりと目を向け、受け止め、そこに現れる世界にこころを開くことができたら、相手の人の姿はどんなふうに見えてくるでしょうか?その人の痛みや苦しみにこころを開くことができるかもしれません。そして自分と人への慈しみの気持ちに根ざした、『矢が花にかわる』スペースを開くことができるでしょう。そうしてはじめて、お互いの真実の声を表現し、響き合わせる可能性が生まれるのではないでしょうか。

 この講演会とワークショップでは、人に本来備わっている、慈しみの気持ちの土壌を耕し、慈しみに根ざした、こころの出会いと交流のあり方を、ともに学び、試してみます。案内役のスティーブン・ポクリントン氏は、ジェントルティーチングを学び、通常のコミュニケーションを通してはつながりを作りにくい状況で関係を築く実践を行ってきました。また、ポクリントン氏は日本における WRAP の活動に関わり、2007 年以来 10 回近く来日しています。長年にわたる瞑想の実践者でもあります。 

 講演会ではポクリントン氏の経験を交え、新たな出会いの可能性が見出されるような対話の時間を持ちたいと考えています。5 日間ワークショップでは、さらに実践的に、慈しみの気持ちに基づく交流を感覚的に理解する対話と、それを試みる演習を用意しています。ワークショップの初日から 1 日あるいは 2 日間(週末)のみの参加も歓迎します。 

 経験や職種は問いません。『矢が花にかわる』ような、こころのあり方と交流に関心をお持ちの方々のご参加を、こころよりお待ちしています。
※講演会は、久野恵理氏による通訳があります。  

2013年11月29日(金) 18:30~20:30  受付開始18:00~
参加費:当日参加 2,500円
    事前申込 2,000円(前日まで)
会 場:東京大学医学部2号館本館 (医学部2号館1F小講堂)
   本郷三丁目駅(丸ノ内線、大江戸線)より徒歩10-15分
   赤門(東京大学)からまっすぐお進みください。
会場地図:bit.ly/1eIfMUG

申込み・問い合わせ:ipstky@gmail.com(宮本・尾川)

※講演会の事前お申込みは、前日までに参加者氏名を上記メールまでお送りください。参加費は当日いただきます。直接会場までお越しください。

みなさまのご参加をお待ちしております!

主催:オフィス道具箱 & コンパッションを耕す会
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