2018年11月11日(日)にIPSの勉強会がありました。
この回もいいお天気で、8名で「つながり」「通じ合う感覚」についてゆっくりお話ししました。
皆さんのそれぞれの
つながりの感覚や、関係性について
話をしました。
自分はこう感じているけれど、相手がそう感じているかまではわからない
つながり、と言うと双方向のようだけど、まずはこちらが感じていると考えると良いのでは。
つながりは毎回確認するもの(言葉でと言う意味ではなくて)
しょっちゅう会っていなくても、久しぶりに会ってもなんでも気にせず話せる人がいる、とても限られた人だけど。
メールに対して腹が立った(通じ合う感覚が切れた)自分の心の動きを感じて何が起きているかを考えて、怒りの返事じゃなくて、自分の思いを差し出せるような返信をし通じ合う感覚を自分の中で取り戻した
メールだったからできたけど対面でその瞬間にはなかなか難しいかも
といった話をしました。
また、共同スーパービジョンについても、今回は例を見ながら話をし、
力関係や考えの思い込み、どんな風に言うと正解を示す形ではなく
互いに開かれていきそうかなど話をしました。
【次回の予定】
12月:12月24日(月祝)10:00-12:00 その後忘年焼き大会
場所:東京大学医学部3号館1階(S102) 地図:http://bit.ly/hVR5pV
(参加費無料、申し込み不要)
ここから先は勉強会というか私(ゆっきぃ)の私見です。
以前は「つながり」という言葉で、
なんとなくわかったような気がしていたのですが、最近、
「通じ合う感覚」の方が自分にはしっくり来るように思い始めました。
自分が相手の言葉に耳を傾けたり、
新しい可能性に気持ちを開いてみようと思える心持ちというのが
お互いに気づきが開かれている関係、互いに成長していける関係で
起きているように感じていて、
それがIPSで言うところのピアサポートでありたい関係・姿勢なのかなと
感じています。
相手が何かしてくれなくても
じっくり話を聞いてくれるだけで、
自分で新たなことに気付いたり
次にこんな風にしてみようと思えることはよくある気がしていて、
そんな会話や対話を意図的なピアサポートではしたいんだなと
思っています。
そして、そのような会話や対話が起きるときには、
通じ合える感覚が根底にあるのかな、と感じました。
11/11の勉強会でお配りした当日の進行です↓
-
IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2018年11月11日(日)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102
1.はじまりの確認(チェックイン)(10:00~10:15)
• 呼んで欲しい名前
• 何に動かされてここに来ましたか?
2.前回10月の振り返り(10:15~10:35)
前回:第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(6巻 p. 7)
共同スーパービジョンでのIPSの4つの任務の振り返り方
つながり
* 心を開き、関心を持ち、好奇心を持つこと
* ふさわしいストーリーを共有すること
* つながりが切れたとき、それに気が付いていること
* つながりがなぜ切れたのかに気が付いていること
* つながりを回復出来ること
* 相手の人が、自分について振り返ることに価値を見出せるような関わり方をすること
3.静かな時間を味わう や 太極拳 や外の空気を吸う(10:35~10:50)
• 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
• 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
• ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
• できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?
~休憩~
4.第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(11:00~11:40)(6巻 p.7~ )
1. 誰かと、すばらしいつながりがもてたときの例を考えてみてください。
あなたはどのような感じがしていましたか?どんなことを考えましたか?
2. 強いつながりが出来ていたのに、何かのせいでつながりが切れたときの例を考えてください。
何があったのですか?あなたはそれにどう対応しましたか?
3. つながりを回復できていたとしたら、どのようにして回復できたのでしょうか?
5.勉強会の感想(11:40~12:00)
今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?
【今後の予定】
12月24日(月祝)10:00-12:00勉強会、終了後13時くらいまで焼き大会
場所:いつもの場所(東京大学医学部3号館S102)
つながり
例:
加藤さんは、ピアサポーターとして働き始めて数ヶ月がたちます。加藤さんは、田中さんとピアサポートの
関わりをしているのですが、田中さんに会ったときから、彼のようなすばらしい人が、どうして、自分の人生にもっと積極的に取り組まないのだろうかと思っていました。加藤さんが、そのことについて、田中さんに
ある提案をしたとき、田中さんはそれをなんとなく無視しました。加藤さんは共同スーパービジョンに
来たときに、田中さんについての不満を口にしました。(加藤さんは、田中さんが“望んでいることに向かう”ように働きかけていると思っています。)
加藤さんと田中さんとの関係に、ある力関係が働いていることに気がつきましたか?
「つながり」と「つながりが切れる」という観点に照らし合わせると、どんなことが見えますか?
加藤さんは、どんなふうにすることができるでしょうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿