2013年9月29日(日)勉強会のご報告

9月の勉強会は、5人でしっとり、じっくりした勉強会でした。
なんと、山梨から来てくださった方もおられました!

ワークブックの3巻のパワーの力動の続きで、
今日のお題は、
②の「居心地の悪さか身の安全か」と、
③の「規則 対 交渉」というところでした。

「居心地の悪さか身の安全か」のところでは、
例えば、退院してすぐに薬を飲むのをやめたい、
と話をされた時に、どのようなことを自分は感じるか、
お互いに責任を取り戻すためにどのような会話ができるか、
ここでは診断も評価もしない、感じていることを共有するとはどういうことか、

「規則 対 交渉」のところでは、
そもそも、規則やルールとは何か?
最善の世界では規則はほとんどなく、多くの交渉がなされる、とは?
あなたのまわりには、何かルールがありますか?

演習では、お金を貸してほしいと言われた時の会話について、
それぞれ、みんなで思ったことを出し合いました。

・自分なりのルールを作って、嫌な時は嫌と言うようにしている
・自分で作ったルールに縛られてしまう時もある
・デイケアで理不尽なルールを作られたけど、実際に活動してる人同士で、
最低限のルールについて話し合いを持ったことで幅が広がった
・貸すのを禁止されているのに、それでも「貸して」と言ってこられると、
信頼されているようで嬉しく感じる
・やめさせようと思って話をすると、相手は逃げてしまうように思う

感想、心に響いたことは? では、

・マインドフルネスは、仏壇に手を合わせる時の感覚とにているという話が印象に残った
・「みんな違ってみんないい」と改めて思った
・今後もこの勉強をして、自分が柔らかくなれるといいと思う
・規則を丁寧に話合って作ることは、交渉することにつながるように思った
・一人一人が自分を見つめ直して参加できる場だと思った
・人数少なく、いっぱい話せた感じがする

私が持ってた「規則」のイメージは、堅苦しく無くてもいいもの、だったのですが、
話をしているうちに、じっくり話し合って作るルールは、場が馴染むための道具になることもあるんだなと、「規則」のイメージが変わったのが、おもしろかったです。
あと、お金を貸してと言われて嬉しいわけないじゃない!と思っていたのに、
貸す貸さないは別として、場合によっては嬉しく感じる人もいるんだな、
というのも、新鮮な驚きでした。

言われて一瞬 「えっ?」 と思うことも、どうしてそう思うのだろう?、と
興味を持てる余裕ができたら、もしかすると、
いつもと違う会話になるのかもな、と改めて思いました。

【次回の勉強会】
日時:2013年10月27日(日)15:00~17:00
場所:東京大学医学部3号館 S102
地図:http://bit.ly/hVR5pV 
※11月は、11/24(日)を予定しています。


【もう一つのお知らせ】
2月に、IPS 5日間研修を行う予定です。
日時:2014年2月19日(水)~23日(日)
日程のみ決定、詳細は決まり次第、お知らせいたします!


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