2019年12月28日(土)勉強会のご報告

2019年12月28日(土)にIPSの勉強会がありました。
今回は、前回(11月)の「静かな時間を味わう」と「ただ聴く」のうち、
特に「聴く」「話す」についていろいろな話しや思いが出されました。

話されたことのいくつか(断片だけですが)を紹介します。
  • 「ただ聴く」と相手が話しやすいかもと思うと普通の会話で質問するのがこわくなった
  • 日常の場面で、ただ聴く、と考えて、相手に譲りすぎてしまった
  • ただ聴いてもらえたことで、聞いてもらえた、そんな気がした
  • 話す内容を考えるだけで疲れてしまった
  • 自分の本当の声を探すために、誰かがそこで聴いていてくれることが役立つような
  • 本心で言われるとほっとする
  • 話す、聴くの得意・不得意はあるけれど、不得意なところをのばすことで生きやすさが増える
  • 「ただ聴く」って積極的な行為

  • また、居心地の悪さについて、合意について、
    未来志向、新しい視点に開かれることについてなど
    さまざまな話しをしました。最後は少し時間が足りない感じでした。

    今日の勉強会は13名、その後の焼き大会からのご参加もありました。
    みなさま今年もどうもありがとうございました!

    【次回以降の勉強会予定】
    1月:おやすみ
    2月:2/8(土)15-17時
    3月:3/15(日)10-12時

    参加費無料、申し込み不要です!


    12/28(土)の勉強会の資料内容です↓
    IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
    日時:2019年12月28日(土)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102
    1.はじまりの確認(チェックイン)
    • 呼んで欲しい名前
    • 何に動かされてここに来ましたか?

    2.前回11月(11/17)の振り返り
    * 前回:静かな時間を味わう(三四郎池など)、ただ聴く(二人組のワーク)

    3.静かな時間を味わう
      • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
    • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。ゆるめる。
    • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。

    4.共同スーパービジョンのプロセス (6巻p.17~)
    共同スーパービジョン(リフレクション、振り返り)の関係を作るいろいろなやり方があります。共同振り返りは2人でも、小グループでも行えます。大切なのは、毎回基本的に同じ形にすることです。共同振り返りを行う際の提案として、次のようなことがあります。

    * 学びの環境を作るための合意を作る:学びの環境を作るための合意を持つことによって、学びには当然、居心地の悪さが伴うことがわかります。多少、居心地の悪さを感じたとしても、そこにとどまっていられるために必要なことを話し合い、リストにします。個人情報を漏らさないようなやり方で、実際的な事柄を話し合う方法についてと、共同振り返りがうまくいっていないとき、そのことについてどのように話をするかを話し合うようにしましょう。

    * 意図的なピアサポートの価値と原理のリストを作る:4つの任務のほかに、あなたの実践を評価する観点には、どのようことがあるでしょうか?リストを作り、それら一つ一つがどういうことなのかを示す例を挙げてもらいます。

    * 学びにつながるフィードバックを提供し、受け取るプロセスについて確認する:技法を確認し、学びにつながるフィードバックの実用例をいくつか挙げてください。

    * 参加者全員に、IPSを実践して、よい展開になった、あるいは、うまくいかなかった、自分の例を持ち寄るように準備してもらう:前回の振り返りあるいは研修以後、それぞれが行った人との関わりについて考え、4つの任務に照らし合わせ、やりとりを描写できるように準備します。こうすることで、正しいやり方や間違ったやり方があるという思いに陥らず、任務に基づいた実践に力を注ぐコミュニティを作ることの助けになります。

    5.勉強会の感想(11:40~12:00)
    今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

    【今後の予定】
    1月:おやすみ  2月:2/8(土)15-17時  3月:3/15(日)10-12時
    場所:いつもの場所(東京大学医学部3号館S102)

    2019年12月28日(土)忘年焼き大会のご報告

    2019年12月28日(土)の勉強会の後の忘年焼き大会の模様です。
    この日に焼いて味わったもの(順不同)
    干し芋、カシューナッツ、くるみ、ウナギボーン(骨)、
    焼あなご、ドライマンゴー、ドライパイナップル、
    餅、ポンデケージョなど。

    焼かずに食べたものとしては
    コーヒー、マレーシアのチョコレート、
    ベトナム(ミャンマー?)のお菓子(ナッツの載ったおせんべい)など。

    みなさま、ご協力どうもありがとうございました。

    ひとりごと:今年も結局、ゆっくり瞑想しながら味わうというよりは
    おいしい、おいしい、と食べ続け、おなかいっぱいになってしまいました。
    どうもありがとうございました。
     
     
     
     

    2019年11月17日(日)の勉強会のご報告

    11月17日(日)10-12時に勉強会がありました。
    今日はさわやかな秋晴れでした。

    前回(10月)は、「ただ黙って聞く」ワークをしましたので、それを実際の場面で実践してみた方、実践しようとしたけど難しかった方の感想や変化などお聞きしました。
    ワークブックの続きをするか、外を歩く時間をたくさん取るか、黙って聞くワークをもう一度するか、皆さんとご相談し、外を歩いて黙って聞くワークをすることにしました。

    今日はとても良いお天気でしたので、「静かな時間を味わう」を長く取り、三四郎池やその他それぞれ好きな場所で「味わう」「受け取る」などをしました。
    気持ちの良い空気でした。

    後半、先月に引き続き「ただ黙って聞く」ワークをしました。
    • 安心感
    • 心のままに話すのは難しい
    • 相手にとってこれは面白い話しかな、と気になる
    • 黙って聞いてくれたので自分の気持ちに少し気づけた
    • 黙って聞いてくれていて、時折、「でしょうね」というような笑みがあり、言葉がなくてもとても満たされた
    • 黙って聞くことで相手が広がるということがあると思った
    • 前回は話した後に自己嫌悪になってしまいもうそのような気持ちになりたくないと思った
    • 初対面でもピアサポートという志が同じ人だと安心して話せる
    というような感想がありました。

    今日は12名の参加でした。ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。

    【次回以降の勉強会予定】
    12月:12月28日(土)10-12時勉強会、その後13時くらいまで忘年焼き大会
    場所:東京大学医学部3号館1階(S102)  地図:http://bit.ly/hVR5pV

    参加費無料、申し込み不要です!

    -私(ゆっきぃ)のひとりごとです-
    先月から、勉強会の資料を「UDデジタル教科書体」という字体に意図を変えています、読みやすいと言って頂けて、それもうれしかったです。

    なぜ「ただ聴く」ワークをしたいと思うかというと、「話しを聴いてもらえている」という感覚は、ピアサポートにとても重要な、基盤となるところだと思うこと。
    それにも関わらず、日頃は情報をいかにうまく伝えるかだったり耳にした情報をどのように解釈するかということに意識を向けがち(私の場合)で、話しを聴くに徹することができず、すぐに相手の話の腰を折ってしまったり、話しをしようとしてることではない質問をしてしまったりしています。話しを聴くというのはどういうことかの体感をもっと積み重ねて、「ただ聴く」をできるようになりたいなと思っています。
    勉強会の皆さんも一緒に「ただ聴く」のワークをしてくださってうれしいです。
    -ひとりごと終わり-

    11/17(日)の勉強会の資料内容です↓(4.共同スーパービジョンのプロセスはやっていません。)
    IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
    日時:2019年11月17日(日)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102
    1.はじまりの確認(チェックイン)
    • 呼んで欲しい名前
    • 何に動かされてここに来ましたか?

    2.前回10月の振り返り
    * 前回:ただ聴く

    3.静かな時間を味わう
      • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
    • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。ゆるめる。
    • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。

    4.共同スーパービジョンのプロセス (6巻p.17~)
    共同スーパービジョン(リフレクション、振り返り)の関係を作るいろいろなやり方があります。共同振り返りは2人でも、小グループでも行えます。大切なのは、毎回基本的に同じ形にすることです。共同振り返りを行う際の提案として、次のようなことがあります。

    * 学びの環境を作るための合意を作る:学びの環境を作るための合意を持つことによって、学びには当然、居心地の悪さが伴うことがわかります。多少、居心地の悪さを感じたとしても、そこにとどまっていられるために必要なことを話し合い、リストにします。個人情報を漏らさないようなやり方で、実際的な事柄を話し合う方法についてと、共同振り返りがうまくいっていないとき、そのことについてどのように話をするかを話し合うようにしましょう。

    * 意図的なピアサポートの価値と原理のリストを作る:4つの任務のほかに、あなたの実践を評価する観点には、どのようことがあるでしょうか?リストを作り、それら一つ一つがどういうことなのかを示す例を挙げてもらいます。

    * 学びにつながるフィードバックを提供し、受け取るプロセスについて確認する:技法を確認し、学びにつながるフィードバックの実用例をいくつか挙げてください。

    * 参加者全員に、IPSを実践して、よい展開になった、あるいは、うまくいかなかった、自分の例を持ち寄るように準備してもらう:前回の振り返りあるいは研修以後、それぞれが行った人との関わりについて考え、4つの任務に照らし合わせ、やりとりを描写できるように準備します。こうすることで、正しいやり方や間違ったやり方があるという思いに陥らず、任務に基づいた実践に力を注ぐコミュニティを作ることの助けになります。

    5.勉強会の感想(11:40~12:00)
    今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

    【今後の予定】
    12月:12月28日(土)10-12時勉強会、その後 焼き大会13時くらいまで
    場所:いつもの場所(東京大学医学部3号館S102)

    2019年10月26日(土)の勉強会のご報告

    10月26日(土)に勉強会がありました。昨日の寒い雨とは打って変わって今日は良いお天気で、また、久しぶりに午後(15-17時)開催の勉強会でした。

    今日は共同スーパービジョン(共同リフレクション・共同振り返り)の6巻がほぼ終わった前回9月の「薬を飲むべきだよ。さもないと入院だよ。」の感想や、ピアサポートワーカーの役割について、誰かのために(for、to)ではなくwithなのでは、つながってるって分かるのはどんな感じ?などなど話しました。

    その後、静かな時間を少し取りました。
    そしてその後、「共にいる」とはどんな感じか、
    黙ってただ聴く、という練習をしました。

    黙って聴くという側からは
    • 質問したいという思いがたくさん出てきた
    • 相手が話しやすいようにしたいという思いが出てきた
    • 自分のうなずきの強さとか、反応にもパワーが働いてしまうことを感じた
    • 聴いているよと示すのは偽善のように感じた
    • ただ聴くのはけっこう難しい
    • ほかのことを考えてしまったりもしやすいことに気付いた
    • 日頃は相手の話を途中から奪ってしまったり方向を変えてしまっていたかもしれない

    話した側からは
    • 話す、声にするということで気が楽になる感じがあった
    • いつもは、相手に受け取ってもらいやすいボールを投げているということに気付いた
    • 相手が返しやすい話しをしているのは相手のためではないかも

    というような感想がありました。

    相手を受け入れる、相手を変えようとしないというのは
    ピアサポートの重要なところな気がしていて、
    全身で聴く、黙ってただ聴く、というのは、
    ピアサポートで、あるいは大事な人間関係でとても重要な何かなのではないかと感じました。

    今日は13名のご参加で、このブログを見ていらしてくださった方もいらっしゃいました。
    ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。

    【次回以降の勉強会予定】
    11月:11月17日(日)10-12時 
    12月:12月28日(土)10-12時勉強会、その後13時くらいまで焼き大会
    いずれも場所:東京大学医学部3号館1階(S102)  地図:http://bit.ly/hVR5pV

    参加費無料、申し込み不要です!
    10/26(土)の勉強会の資料内容です↓

    IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
    日時:2019年10月26日(土)15:00-17:00 場所:東京大学医学部3号館S102

    1.はじまりの確認(チェックイン)
    • 呼んで欲しい名前
    • 何に動かされてここに来ましたか?

    2.前回9月の振り返り
    前回:第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(6巻 p. 15~)
    フィードバックを提供すること、受け取ること
    受け取ること (続き)
    * 振り返りのフィードバックのすべての中に、一粒の真実があることを忘れない:自分ではとてもよかったと思っていた経験を、他の人は、全く違ったふうに見ていたかもしれません。どちらの見方も“真実”なのです。二つの視点についてお互いに理解することで、違った角度から物事を見始めることにつながります。
    * 「このフィードバックに照らしてみると、私はどんなことに向いたいか」と尋ねてみる:私たちの中には、フィードバックを受けるとき、自分が何か間違ったことをしたと、自動的に感じる傾向のある人がいます。これは、秘密、恥、仕返しにさえつながりかねません。これらはすべて、避けたいことから避けるための手立てです。対話の中にとどまり、あなたの強さに結びつくような、あなたが向かっても良いと思うことを何か見出してください。

    3.静かな時間を味わう 
    • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
    • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。ゆるめる。
    • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。

    4.ただ聴く
    ただ聴く・受け取る
    沈黙は沈黙のままで

    5.勉強会の感想(16:40~17:00)
    今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

    【今後の予定】
    東京勉強会 
    11月:11月17日(日)10-12時  場所:いつもの場所(東京大学医学部3号館S102)
    12月:12月28日(土)10-12時勉強会、その後 焼き大会13時くらいまで

    2019年9月7日(土)勉強会のご報告

    9月7日(土)に勉強会がありました。この日は晴れて気温も高い、そんな午前の勉強会となりました。

    この日も引き続き共同スーパービジョン、共同振り返りについて、です。
    フィードバック(振り返り)を提供する(相手に伝える)こと、受け取ることについて。相手の世界観に気付こうとしたり、自分の防衛に気付いたり。

    今回は、たとえば「薬を飲むべきだよ。さもないと入院だよ。」と言っている同僚と、共同振り返りをするとしたらどんな風に話ができるか、というような例で話しました。
    • さもないと入院、という表現が、おどしのようで怖い。
    • もっと違う言い方があるのでは。
    • 再発率も含めて薬剤師さんが話してくれたときは自分は薬を飲もうと思った。
    • どんな思いでそう言っているのか聞いてみる。
    • 薬を飲むべきだ、と思うようになったのは、どのような背景があるのか知りたいし、自分の薬に対する思いも話してみたい、それぞれに気付きがありそう。
    • そうはいっても医療では本人の望むとおりにとはできないこともあるのでは。
    というようなさまざまな話がなされました。
    相手の世界観を知り、自分の世界観を相手に知ってもらうことで
    何か起きるのか何も起こらないのか。起こることは同じだったとしても何かが違うのか。

    向かいたい方向がなんなのか、
    たとえば、「本人が納得いく人生を送ること」、一番向かいたい方向はそこだと
    思い出せたり、それについて話し合えたりすると、
    本人とサポートをする人との、あるいはサポートする人同士の
    対話の内容、相手への関心がまた変わってきそうだなと感じました。

    もっといろいろお話ししたいと思いながら時間になった勉強会でした。

    東京のIPS勉強会は、はじめてご参加くださる方が毎回いる勉強会で、この日も初めてご参加の方が何人もいらしてくださり、総勢14名での勉強会となりました。
    みなさま、どうもありがとうございました。

    【次回以降の勉強会予定】
    次回は
    日時:10月26日(土)15-17時 
    場所:東京大学医学部3号館1階(S102)  地図:http://bit.ly/hVR5pV
    11月は11月17日(日)10-12時で検討中、
    12月は12/28(土)午前勉強会とお昼に焼き大会?
    参加費無料、申し込み不要です!

    9/7(土)の勉強会の資料内容です↓

    IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
    日時:2019年9月7日(土)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102

    1.はじまりの確認(チェックイン)(10:00~10:15)
    • 呼んで欲しい名前
    • 何に動かされてここに来ましたか?

    2.前回7月の振り返り(10:15~10:35)
    前回:第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(6巻 p. 14~)
    フィードバックを提供すること、受け取ること
    提供すること (続き)
    * 双方の世界観について考慮する
    * 向かうこと
    受け取ること
    * 自分の防衛に気付いていること

    3.静かな時間を味わう・外の空気を吸う(10:35~11:00)
      • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
    • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。ゆるめる。
    • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。みつめる。室内でもどこでも。
    • できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?
    ~休憩~

    4.第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(11:00~11:40)(6巻 p.14~ )
    受け取ること (続き)
    * 振り返りのフィードバックのすべての中に、一粒の真実があることを忘れない:自分ではとてもよかったと思っていた経験を、他の人は、全く違ったふうに見ていたかもしれません。どちらの見方も“真実”なのです。二つの視点についてお互いに理解することで、違った角度から物事を見始めることにつながります。
    * 「このフィードバックに照らしてみると、私はどんなことに向いたいか」と尋ねてみる:私たちの中には、フィードバックを受けるとき、自分が何か間違ったことをしたと、自動的に感じる傾向のある人がいます。これは、秘密、恥、仕返しにさえつながりかねません。これらはすべて、避けたいことから避けるための手立てです。対話の中にとどまり、あなたの強さに結びつくような、あなたが向かっても良いと思うことを何か見出してください。

    次に挙げた例は、振り返りのフィードバックを提供する練習のためのものです。共同スーパービジョンの中で、あなたなら、どのようにこの状況を取り扱うだろうか考え、記述してください。誰にも、それぞれの“真実”があることを考慮してください。
    あなたは多職種チームで西川さんと活動しています。先週、西川さんが、彼の担当している人について、「薬を飲むべきだよ、さもないと入院することになるよ」と言っていたのを聞きました。

    5.勉強会の感想(11:40~12:00)
    今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

    【今後の予定】
    10月26日(土)15-17時  医学部3号館1階S102
    (10月にスティーブン来日予定、札幌、神戸、京都、大阪でワークショップを計画中~
    東京勉強会11月は11月17日(日)10-12時で検討中、12月焼き大会12/28(土)はいかが?

    2019年7月13日(土)の勉強会のご報告

    2019年7月13日(土)に東京のIPS勉強会がありました。
    この日も共同スーパービジョン(共同リフレクション)についてで
    フィードバックの提供とフィードバックを受け取ることについてでした。

    この日印象に残ったのは、
    フィードバックを受け取る時について
    「自分の防衛に気付いていること」の中の
    自分にとって思いもよらない(あるいは思いついていなかった)
    フィードバックを受け取る時に、
    呼吸をし、数分間自分の防衛を後部座席に置いておくようにする
    という記述について、参加者の方からの
    「話してる相手は助手席にいるのだろうか?」
    という問いかけから、対話における気持ちや視野の位置関係、見え方、
    驚くような出来事やエアバッグのことなど、
    IPSで話そうとしていることをそれぞれイメージした比喩を使ったり
    実際に起きたできごとなど交えながら共有することができました。

    IPSはどうしても言葉のやりとりが主となるわけですが、
    関係やあり方を一緒にイメージできると、さらに面白いなぁと実感した勉強会でした。
    ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。

    この日は、11人の参加者で、遠くからのご参加くださった方や
    以前から参加されている方のお母様もいらしてくださったりでした。
    (IPSの勉強会や研修会への親子やご夫婦での参加も珍しくない感じです。)

    【次回以降の勉強会予定】
    8月はお休みです。次回は
    日時:9月7日(土)10:00-12:00
    場所:東京大学医学部3号館1階(S102)  地図:http://bit.ly/hVR5pV 
    参加費無料、申し込み不要です!

    7/13の勉強会の資料内容です↓


    IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
    日時:2019年7月13日(土)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102

    1.はじまりの確認(チェックイン)(10:00~10:15)
    • 呼んで欲しい名前
    • 何に動かされてここに来ましたか?

    2.前回6月の振り返り(10:15~10:35)
    前回:第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(6巻 p. 13~)
    フィードバックを提供すること、受け取ること
    提供すること
    * 判断・審判(judgment)ではなく観察したことに基づいて組み立てる:相互の責任のところで、評価ではなく観察の言葉で表現することについて学びました。ここでは、それが特に重要になります。たとえば、「あなたがxxを非難していたとき・・・」というのではなく、「あなたが、xxについて不満があると言っていたとき」と言うようにします。
    * 確かめる:その状況についてあなたが観察したことと、相手の人が観察したことが一致しているかどうか、率直に聞いてみてください。

    3.静かな時間を味わう・外の空気を吸う(10:35~11:00)
      • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
    • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。ゆるめる。
    • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。みつめる。室内でもどこでも。
    • できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?
    ~休憩~

    4.第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(11:00~11:40)(6巻 p.14~ )
    提供すること (続き)
    * 双方の世界観について考慮する:もしあなたの認識が相手の認識と違っていたら、お互いの見方を差し出しあえるスペースを作ってください。たとえば、「あなたはあなたの発言がIPSにかなっていると思うのですね。私はそれを違うふうに見ています。あなたがIPSにかなっていると思うところを、説明していただけますか?」と言うかもしれません。
    * 向かうこと:あまりうまくいかなかったことに関するフィードバックが出てきたとしたら、その状況に対して、何かほかのやり方を見いだすようにしてください。

    受け取ること
    * 自分の防衛に気付いていること:自分が思いつかなかったことへのフィードバックを受け取ることは、容易ではありません。自分の反応にしっかりと注意していることが大切です。誰かがあなたに、あなたが思いつかなかったことのフィードバックをしたとき、あなたは即座にどのような反応をしますか?呼吸をし、 「わかっていない立場」から聞き、数分間、自分の防衛を後部座席においておくようにしましょう。

    5.勉強会の感想(11:40~12:00)
    今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

    【今後の予定】
    9月7日(土)10-12時  医学部3号館1階S102
    (10月にスティーブン来日予定、札幌、神戸、京都、大阪でワークショップを計画中~
    東京勉強会10月は10月26日(土)15-17時で検討中

    2019年6月22日(土)の勉強会のご報告

    2019年6月22日(土)に東京の勉強会がありました。今日は雨が降ったりやんだりの中、8人の参加がありました。

    今回も、引き続き、意図的なピアサポートの共同スーパービジョン(共同リフレクション)がテーマです。

    先月の振り返りとして、思ってないのに言葉を言い換えるとかではなく本当に感じたことを、という話しや、その人のそのままを肯定する、正解があるわけではないといった話しをしました。

    今回は、
    ・判断・審判(ジャッジメント)ではなく観察したことに基づいて組み立てる
    ・確かめる
    ことについて話しをしました。

    「相手の基準を押しつけられると困る」「相手に決めつけられる(悪い方向にも良い方向にも)のは嫌だ」「聞いてくれたらいいのに」「評価(自分のものの見方)はどこにでも入ってしまう」「違うことがあるからおもしろい」「相手がどう考えるかを考え過ぎちゃうのも」「パワーが押しつけられるのではなくひらかれる」などさまざまな考えや思ったことが出されました。

    考え方やものの見方の土台がそれぞれ違う、
    同じ言葉でも受け取り方(や傷つき度合い)も皆違うということを前提に、
    受け取ったこと、感じたこと、気付いたことを
    押しつけることなく、テーブルの上に出せるといいのかなぁと思いました。

    テーマとしては共同スーパービジョンなのですが、ここで話していることは
    誰とのどんなやりとりの中でも言えることだと思いました。
    また、個人的には、これらの内容を眺めたり話したりしている中で、自分の中で気になっていた場面について振り返って気付いたことがありました。

    また、「フィードバック」とか「考えの共有」、「観察」ってどういうことだろうなど、正解がこれだということではなく、こんなイメージかな?などと静かに自由に話すことができたように感じました。

    今日は雨の中、どうもありがとうございました。

    【次回以降の勉強会予定】
    7月13日(土)10:00-12:00
    8月はお休みの予定です。
    場所:東京大学医学部3号館1階(S102) 地図:http://bit.ly/hVR5pV
    参加費無料、申し込み不要です!

    6/22の勉強会の資料内容です↓

    IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
    日時:2019年6月22日(土)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館N101

    1.はじまりの確認(チェックイン)(10:00~10:15)
    • 呼んで欲しい名前
    • 何に動かされてここに来ましたか?

    2.前回5月の振り返り(10:15~10:35)
    前回:第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(6巻 p. 13~)
    共同スーパービジョンでのIPSの4つの任務の振り返り方
    フィードバックを提供すること、受け取ること
    提供すること
    * 肯定的なことに焦点を当てる:フィードバックの提供に関して、サンドイッチのアイデアを知っている人が多いと思います。何か肯定的なことから初めて、真ん中に、多少、聞きづらいかもしれないメッセージを挟み、肯定的なことで締めくくるというものです。これは、フィードバックの真ん中の部分は否定的なものであるというわけではありません。あなたが何を言うにしても、IPSの正しいやり方とか間違ったやり方というものがあるわけではなく、常にIPSの任務に照らし合わせているだけのことだ、ということを忘れないでください。
    * パワーに気付いていること:誰かとあなたの考えを共有しようとするとき、そこにあるかもしれないパワーの問題について、たえずしっかりと意識していることが大切です。例えば、あなたはIPSの経験が長いですか?相手の人は、あなたの方が教育を沢山受けていると思っているでしょうか?特権や偏った見方が反映されていないかどうか、自分に問いかけてみましょう。

    3.静かな時間を味わう・外の空気を吸う(10:35~11:00) 
    • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
    • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。ゆるめる。
    • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。みつめる。室内でもどこでも。
    • できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?
    ~休憩~
    4.第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(11:00~11:40)(6巻 p.13~ )
    提供すること (続き)
    * 判断・審判(judgment)ではなく観察したことに基づいて組み立てる:相互の責任のところで、評価ではなく観察の言葉で表現することについて学びました。ここでは、それが特に重要になります。たとえば、「あなたがxxを非難していたとき・・・」というのではなく、「あなたが、xxに不満があると言っていたとき」と言うようにします。
    * 確かめる:その状況についてあなたが観察したことと、相手の人が観察したことが一致しているかどうか、率直に聞いてみてください。

    5.勉強会の感想(11:40~12:00)
    今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?
    【今後の予定】
    7月13日(土)10-12時  医学部3号館1階S102

    2019年5月11日(土)の勉強会のご報告

    2019年5月11日(土)に東京のIPS勉強会がありました。

    この日は、前回の振り返りをしながら「葛藤があることは悪いのか?」「水のありかを伝えることはできるけれど、水を飲ませることはできない」といった話しがありました。

    この日のテーマは、意図的なピアサポートにおける共同リフレクション(共同スーパービジョン)において、フィードバックを提供するときのことの続きでした。
    具体的には、
    ○肯定的なことに焦点を当てる
    ○パワーに気付いていること
    という2点について話しをしました。

    「リフレーミングでむかつくことある」
    「ほめるとかではなくて、その人が大事にしていることを大事にする」
    「肯定的なことに焦点を当てることで自分が楽になる」
    「こんなにすごい人だ、という感覚で接したら全然違う空気になる」
    「肯定的、否定的、っていう言葉が誤解を招きやすいのかも」
    「ここで言う肯定的は、相手の世界観を受け入れるということなのでは」
    などの話しもしました。

    毎回のことですが、いろいろな気付きのある会話だったのですが、それを報告するのはとても難しく、羅列しているだけ、というような感じになってしまっております。。

    ご参加くださった皆様ありがとうございました。

    【次回以降の勉強会予定】
    6月22日(土)10:00-12:00
    場所:東京大学医学部3号館1階(S102) 地図:http://bit.ly/hVR5pV
    参加費無料、申し込み不要です!

    5/11の勉強会の資料内容です↓

    IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
    日時:2019年5月11日(土)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館N101

    1.はじまりの確認(チェックイン)(10:00~10:15)
    • 呼んで欲しい名前
    • 何に動かされてここに来ましたか?
    2.前回4月の振り返り(10:15~10:30)
    前回:第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(6巻 p. 12)
    共同スーパービジョンでのIPSの4つの任務の振り返り方
    フィードバックを提供すること、受け取ること
    IPS を実践し始めてしばらくしたら、会話や関係がどんなふうに展開しているかについて、お互いに話し合うことが役に立ちます。振り返りのフィードバックを提供したり、受け取ったりすることは、共同スーパービジョンの関係を実り多いものにするために重要な役割を果たします。IPS の技法を使って振り返りのフィードバックを提供し、受け取る方法を学ぶことで、継続的に、学び、成長することが可能になるでしょう。ただし、フィードバックを提供することも受け取ることも、どちらも必ずしも容易ではありません。では、まず、フィードバックを提供することから始めましょう。

    3.静かな時間を味わう や 太極拳 や外の空気を吸う(10:30~11:00) 
    • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
    • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
    • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
    • できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?

    ~休憩~

    4.第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(11:00~11:40)(6巻 p.13~ )

    提供すること
    * 肯定的なことに焦点を当てる:フィードバックの提供に関して、サンドイッチのアイデアを知っている人が多いと思います。何か肯定的なことから初めて、真ん中に、多少、聞きづらいかもしれないメッセージを挟み、肯定的なことで締めくくるというものです。これは、フィードバックの真ん中の部分は否定的なものであるというわけではありません。あなたが何を言うにしても、IPSの正しいやり方とか間違ったやり方というものがあるわけではなく、常にIPSの任務に照らし合わせているだけのことだ、ということを忘れないでください。
    * パワーに気付いていること:誰かとあなたの考えを共有しようとするとき、そこにあるかもしれないパワーの問題について、たえずしっかりと意識していることが大切です。例えば、あなたはIPSの経験が長いですか?相手の人は、あなたの方が教育を沢山受けていると思っているでしょうか?特権や偏った見方が反映されていないかとどうか、自分に問いかけてみましょう。

    5.勉強会の感想(11:40~12:00)
    今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

    【今後の予定】
    6月22日(土)10-12時  医学部3号館1階S102

    2019年4月7日(日)の勉強会のご報告

    2019年4月7日(日)にIPS東京勉強会がありました。今日は14名の参加者で、引き続き、共同スーパービジョン(一緒に振り返る)についてを題材とした勉強会でした。

    前回の振り返りで、「向かうこと」について。
    期待されることや社会的に望ましいとされることについてと本当の自分が望んでいることについて。
    関係の中で感じたことを相手に伝える(フィードバックを提供する)ことについて。
    ふたをすること、自分をつらぬくこと、苦しさ。
    本当の自分というものがあるわけではなく、その時々の関係があること。
    などを話しました。

    また今日は、静けさを味わう時間を長目にとり、それぞれ歩いたり校内の桜を見に行ったりしました。
    静かな空と満開を過ぎた桜と、美しかったです。

    どうもありがとうございました。

    【次回以降の勉強会予定】
    5月11日(土)10:00-12:00
    場所:東京大学医学部3号館1階(S102) 地図:http://bit.ly/hVR5pV
    参加費無料、申し込み不要

    以下は、4/7(日)の勉強会でお配りした資料内容です↓

    IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
    日時:2019年3月2日(土)15:00-17:00 場所:東京大学医学部3号館S202

    1.はじまりの確認(チェックイン)(10:00~10:15)
    • 呼んで欲しい名前
    • 何に動かされてここに来ましたか?


    2.前回3月の振り返り(10:15~10:30)
    前回:第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(6巻 p. 12)
    共同スーパービジョンでのIPSの4つの任務の振り返り方
    向かうこと
    * こんなふうにしたい・なりたいというビジョンを共同で作る
    * そこに向かう次の一歩を考える
    * 共に学び、成長する
    * 共同スーパービジョンについて、何がうまくいったのかをお互いに評価する
    * “向かっていること”を明確にする手助けをする
    * 課せられた責任を果たしているかどうかを評価する尺度をつくる(方法を考える)

    3.静かな時間を味わう や 太極拳 や外の空気を吸う(10:30~11:00) 
    • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
    • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
    • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
    • できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?
    ~休憩~

    4.第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(11:00~11:40)(6巻 p.12~ )
    フィードバックを提供すること、受け取ること
    IPS を実践し始めてしばらくしたら、会話や関係がどんなふうに展開しているかについて、お互いに話し合うことが役に立ちます。振り返りのフィードバックを提供したり、受け取ったりすることは、共同スーパービジョンの関係を実り多いものにするために重要な役割を果たします。IPS の技法を使って振り返りのフィードバックを提供し、受け取る方法を学ぶことで、継続的に、学び、成長することが可能になるでしょう。ただし、フィードバックを提供することも受け取ることも、どちらも必ずしも容易ではありません。では、まず、フィードバックを提供することから始めましょう。

    提供すること
    *つながりがあることを確かめる:何がしかのつながりがあるときに、フィードバックを提供するようにしましょう。双方にとって、安全だと感じますか?あなたの気が散るようなことがありますか?
    *許可を得る:ときに、人にフィードバックを提供するタイミングではないことがあります。あなたが観察したことについて、今、話をしても良いかどうかを尋ねることで、相手の人に良いかどうか答えるチャンスが出来ます(このことで、フィードバックについて ある種の不安を生み出すことになるかもしれませんが)。
    *相互的であるために努力する:あなたが観察する側であったとしても、お互いがお互いから学んでいることに変わりはありません。あなたについて、相手の人も何か観察したことを共有したいかどうかを尋ねてください。


    5.勉強会の感想(11:40~12:00)
    今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?


    【今後の予定】
    5月11日(土)10-12時  医学部3号館1階S102

    2019年3月2日(土)の勉強会のご報告

    2019年3月2日(土)にIPS東京勉強会がありました。
    今回は12人の参加者で、引き続き共同スーパービジョンについてで、IPSで意識している4つのことのうち、相互性と向かうことについてがテーマでした。

    今日は、「自分自身のことや自分の必要としていることについてめったに話さない○○さん。その場合にはIPSでどのようなことが起きるでしょう?」という例で相互性について考えました。
    • 相手に負担をかけないよう、言わないように訓練されている。
    • 傷つきたくないから言えない。
    • 自分が必要としているものがわからない
    など、そういった世界観があるから言わない(言えない)ということが共有されると、またそれまでとは違う見方にひらかれて、新たな相互性が築かれていくかもしれないと思いました。

    避けるのではなく「向かうこと」について。
    たとえば、人とのつながりから身を引いていれば安定して過ごせる。
    でもつながりを求めていくと、いろんなことが起きて苦しくなる。
    そんな場合に、安定のために何かを避けるのではなくて、向かっていく方向でサポートし合うというのが、IPSでしたいピアサポートなのだろうと感じました。

    「呼ばれたい名前」を最初にお聞きするのは本名を言いたくないとか、
    あだ名で呼び合いたいからということではなくて(そういう思いで別名を言っていただくのももちろん良いのですが)
    それぞれのありたい姿を大切にしたいという世界観から出てること、
    でもいきなりそう言われたらどう受け取るかといったことなども、今日はお話しできました。たまにこういったことも皆でお話しできるといいなと思いました。

    今日もどうもありがとうございました。

    【次回以降の勉強会予定】
    4月7日(日)10:00-12:00
    5月11日(土)10:00-12:00
    場所:東京大学医学部3号館1階(S102) 地図:http://bit.ly/hVR5pV
    参加費無料、申し込み不要

    今日の発見は、インテンショナルピアサポートの第6巻の「共同スーパービジョン」はシェリーミード(Shery Mead)さんの書いた原版では co-supervision なのですが、2014年の改訂版では co-reflection と言葉が変わっているということでした。(勉強会参加者の方が教えてくれました)
    日本語のワークブックは、2008年の第一版を久野恵理さんが日本語訳し、日本語版ワークブックが完成したのは2011年でした。このため、co-supervision(共同スーパービジョン)としてずっとやってきていました。

    co-reflectionになったことについて、Sheryさんのお話しなど、また聞いてみたいなと思いましたし、確かにここで扱っているのは、スーパービジョンというよりは「一緒にリフレクション」ということねーと腑に落ちるような感覚も。

    以下は、3/2の勉強会でお配りした資料内容です↓


    IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
    日時:2019年3月2日(土)15:00-17:00 場所:東京大学医学部3号館S202

    1.はじまりの確認(チェックイン)(15:00~15:15)
    • 呼んで欲しい名前
    • 何に動かされてここに来ましたか?

    2.前回1月の振り返り(15:15~15:35)
    前回:第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(6巻 p. 8)
    共同スーパービジョンでのIPSの4つの任務の振り返り方
    相互性・どちらもが責任を引き受けること
    * 世界観を理解する
    * 自分の経験を共有する
    * 双方のニーズが満たされていることを確認する
    * 振り返りのフィードバックに耳を傾ける
    * 学びのためのフィードバックを提供する
    * 学びのためのフィードバックを相手の人が受け取ることを手助けする

    3.静かな時間を味わう や 太極拳 や外の空気を吸う(15:35~15:50)
      • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
    • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
    • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
    • できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?
    ~休憩~


    4.第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(16:00~16:40)(6巻 p.10~ )
    向かうこと
    * こんなふうにしたい・なりたいというビジョンを共同で作る
    * そこに向かう次の一歩を考える
    * 共に学び、成長する
    * 共同スーパービジョンについて、何がうまくいったのかをお互いに評価する
    * “向かっていること”を明確にする手助けをする
    * 課せられた責任を果たしているかどうかを評価する尺度をつくる(方法を考える) 


    5.勉強会の感想(16:40~17:00)
    今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

    【今後の予定】
    4月 7日(日) 10-12時  医学部3号館1階S102
    5月11日(土)10-12時 同上

    2019年1月26日(土)勉強会のご報告

    2019年1月26日(土)にIPSの東京での勉強会がありました。
    14人の参加者で、先入観や世界観について、相互性についてなどお話ししました。

    この日は勉強会では初めて使う部屋で、私は勝手にやきもきしていましたが、場所や風景は違っても、作り上げられる場の空気はそんなに変わったりしないんだな、と感じました。

    今日の勉強会では、
    焼き大会でじっくり味わうということの感想や
    「呼ばれたい名前」を聞いていることの意図や思いについて
    先入観も自分を守るためだったり、まずは足がかりとしてだったり、必要な部分もあるのでは
    とか、
    ブルーハーツの「裸の王様」 「見えなくなるより笑われていたい」「言えなくなるより怒られていたい」の歌詞のご紹介があったり
    フィードバックとは
    互いの学び
    援助者の役割に陥るとき
    専門職というところから意図的にとっぱらっていく
    言えないときって何が起きているか
    相手を信頼できる環境
    などなどいろいろな感想や話題がありました。

    どれもつながっているんだな、と思いました。みなさまどうもありがとうございました。

    ちなみに、IPSの4つの任務として「つながり」「世界観」「相互性」「向かうこと」があって、それらを「共同スーパービジョン」の項の勉強として振り返る形となっています。

    【次回の勉強会】
    (2月はお休みです)
    3月2日(土)15:00-17:00
    医学部3号館2階S202

    以下は、この日(1/26)の勉強会でお配りした進行です↓
    -
    IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
    日時:2019年1月26日(土)15:00-17:00 場所:東京大学医学部3号館S202

    1.はじまりの確認(チェックイン)(15:00~15:15)
    • 呼んで欲しい名前
    • 何に動かされてここに来ましたか?

    2.前回12月の振り返り(15:15~15:35)
    前回:第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(6巻 p. 8)
    共同スーパービジョンでのIPSの4つの任務の振り返り方
    世界観
    * 何がうまくいっているのか、それはどうしてなのかについて、相手の人の見方を明らかにする
    * 自分の思い込みと、それがどのように邪魔をしているかに気がついていること
    * 他の人があなたをどのように見ているか(例:どんな役割か)を考える
    * 好奇心と広い心で聞く
    * “ストーリーの背後にあるストーリー”(例:この経験の理解の仕方をこの人はどのように学んだのだろうか)を聞く
    * あなたの判断・審判(judgment)・パワー・特権に注意を払う

    3.静かな時間を味わう や 太極拳 や外の空気を吸う(15:35~15:50) 
    • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
    • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
    • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
    • できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?
    ~休憩~

    4.第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(16:00~16:40)(6巻 p.10~ )
    相互性・どちらもが責任を引き受けること
    * 世界観を理解する
    * 自分の経験を共有する
    * 双方のニーズが満たされていることを確認する
    * 振り返りのフィードバックに耳を傾ける
    * 学びのためのフィードバックを提供する
    * 学びのためのフィードバックを相手の人が受け取ることを手助けする
    5.勉強会の感想(16:40~17:00)
    今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

    【今後の予定】
    (2月はお休み)
    3月 2日(土)15:00-17:00   場所:2階S202(東京大学医学部3号館)

    2018年12月24日勉強会のご報告

    2018年12月24日(月祝)にIPSの勉強会がありました。
    この日は15人の参加者で、つながりについて、つながりが切れたときのこと、世界観についてなどお話ししました。

    相手に興味を持って聞く
    好奇心と広い心
    赤ちゃんみたいな心
    などの言葉がでてきました。

    初めてお目にかかった方、お久しぶりにお会いできた方など、うれしい時間をありがとうございました。

    この日は勉強会の後で、毎年恒例の焼き大会も行いました!

    【2019年の勉強会予定】
    1月26日(土)15:00-17:00
    2月はお休み
    3月2日(土)時間検討中
    いずれも、会場がいつもと違う部屋になります。医学部3号館2階S202となります。

    この日(12/24)の勉強会でお配りした当日の進行です↓
    -
    IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会 
    日時:2018年12月24日(月祝)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102

    1.はじまりの確認(チェックイン)(10:00~10:15)
    • 呼んで欲しい名前 
    • 何に動かされてここに来ましたか?

    2.前回11月の振り返り(10:15~10:35) 
    前回:第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(6巻 p. 7) 
    共同スーパービジョンでのIPSの4つの任務の振り返り方 つながり 
    1. 誰かと、すばらしいつながりがもてたときの例を考えてみてください。 
    あなたはどのような感じがしていましたか?どんなことを考えましたか? 
    2. 強いつながりが出来ていたのに、何かのせいでつながりが切れたときの例を考えてください。 
    何があったのですか?あなたはそれにどう対応しましたか?
    3. つながりを回復できていたとしたら、どのようにして回復できたのでしょうか? 

    3.静かな時間を味わう や 太極拳 や外の空気を吸う(10:35~10:50)  
    • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。 
    • 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。 
    • ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。 
    • できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような? 

    ~休憩~ 

    4.第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(11:00~11:40)(6巻 p.7~ ) 
    世界観 
    * 何がうまくいっているのか、それはどうしてなのかについて、相手の人の見方を明らかにする 
    * 自分の思い込みと、それがどのように邪魔をしているかに気がついていること  
    * 他の人があなたをどのように見ているか(例:どんな役割か)を考える  
    * 好奇心と広い心で聞く  
    * “ストーリーの背後にあるストーリー”(例:この経験の理解の仕方をこの人はどのように学んだのだろうか)を聞く
    * あなたの判断・審判(judgment)・パワー・特権に注意を払う 

    5.勉強会の感想(11:40~12:00)
    今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか? 

    【今後の予定】 
    1月26日(土)15:00-17:00 場所:2階S202(東京大学医学部3号館)  
    (2月はお休み) 
    3月 2日(土)時間検討中   場所:2階S202(東京大学医学部3号館)

    2018年12月24日(月祝)忘年焼き大会のご報告

    2018年12月24日(月祝)の勉強会の後の忘年焼き大会の模様です。

    このとき焼いたもの(順不同)
    (なが餅、むき栗、バウムクーヘン、さつまあげ、
    カニかまぼこ、干し芋、お餅、干しエビなど)
    みなさまご協力どうもありがとうございました!

    ゆっくりあぶって、ゆっくり味わうことを皆でやってみたいと思いつつ、
    またもや今年もすっかりお腹いっぱいになってしまいました。