今回は7名の参加で、じっくり話すことができた印象です。
前回の振り返りの話から、会話についての話に広がり、
その後30分ほど、部屋の中や外を散歩しながらなど、
思い思いの場所で、沈黙の時間を過ごしました。
後半は、ワークブック4巻「開かれた対話」の続きでした。
内容が長いので、文末にご紹介します。
文章を読み進めながら思ったことなど、
そえぞれの感じ方をじっくり話せる時間でした。
自分を傷つけるのは生き延びる手段ではないか、という問いかけが、
とても印象に残っています。
・自分の親を見ていて、親が子どもを理解しないのはあたりまえのことだと、以前は思っていた
・今の世の中、言葉でわかり合おうとして、から回ることが多い気もする
・ぐわ~っと言えるということは、親密になっていることなんだなと思った
・沈黙の時間に、自分の身体に意識を向けてみたら時間があっという間だった
・仕事を始め、頭を回転させるようになって、なかなか脳を休められない感じがした
・人を傷つけるような書き込みを見た時、関係は無いけど身近な人にあたってしまう
・人の話を聞いて、心から理解したいと思える時ばかりではない
・話を聞きたくない時もあるけど、職業(看護師など)になると、どうなのだろう?と考える
・以前に「今日は耳が日曜日!」と耳を隠す看護師を見たが、気持ちがよかった
・人の話を聞けない時は、たまには聞けないと隠さずに言うのもいいかもと思った
いろいろな話をしました。
こう思ったんだ、ということを、じっくり話せる時間っていいな、と思いました。
どなたでも大歓迎です。ご興味がありましたら、ぜひお越しください。
【次回勉強会】
日時:2015年11月15日(日)10:00-12:00
場所:東京大学医学部3号館S102 (いつもの部屋)
地図:http://bit.ly/hVR5pV
※当日11/15(日)は同じ会場で、14時-16時に「
詳しくは下記↓をご覧ください。
http://kuronekokuroko.blogspot.jp/2015/10/2015.html
「開かれた対話」
○ 自傷 (4巻_p.13~)※裏面参照
人々が自分を傷つける理由はいろいろありますが、ここでは、
暴力が普通のことになっている家族の例に戻ってみましょう。
その人の存在すべてが爆発しそうな時限爆弾のように感じられるか
✍とてつもなく強い感情を大量に抱えているのに、
<裏面>
自傷 (4巻_p.13~16)
自傷についてこのような見方をすると、
まず第一に、このように理解したとしたら、
ほとんどの人が自傷を問題として扱ってきました。応答は、
• 「自分を傷つけることはやめて、感じていることを話さなければ。
• 「あなたは安全ですか?安全のための契約にサインをしますか?」
• 「この行動をどうしたらやめられますか?」(
• 「関心を引くためにしているだけだよね」(最悪です)
何があったのかが問題だと考えると、
• 「切ること(その他の自傷)は、
• 「切ることで、何が得られているでしょうか?」
• 「これがあなたにとってどのようなものなのか、
• 「切ることが言おうとしているのは何だろう?」
ご覧の通り、とても違った会話になります。では、
関係の中でお互いに安全・安心を感じるために、
自傷を解決すべき問題だとしていますか?
どちらもが責任を引き受けるということを考えると、
可能性のある方向としては:
「あなたはとても大切なことを言っているのだと思います。
ここでの違いは何でしょうか?