2019年11月17日(日)の勉強会のご報告

11月17日(日)10-12時に勉強会がありました。
今日はさわやかな秋晴れでした。

前回(10月)は、「ただ黙って聞く」ワークをしましたので、それを実際の場面で実践してみた方、実践しようとしたけど難しかった方の感想や変化などお聞きしました。
ワークブックの続きをするか、外を歩く時間をたくさん取るか、黙って聞くワークをもう一度するか、皆さんとご相談し、外を歩いて黙って聞くワークをすることにしました。

今日はとても良いお天気でしたので、「静かな時間を味わう」を長く取り、三四郎池やその他それぞれ好きな場所で「味わう」「受け取る」などをしました。
気持ちの良い空気でした。

後半、先月に引き続き「ただ黙って聞く」ワークをしました。
  • 安心感
  • 心のままに話すのは難しい
  • 相手にとってこれは面白い話しかな、と気になる
  • 黙って聞いてくれたので自分の気持ちに少し気づけた
  • 黙って聞いてくれていて、時折、「でしょうね」というような笑みがあり、言葉がなくてもとても満たされた
  • 黙って聞くことで相手が広がるということがあると思った
  • 前回は話した後に自己嫌悪になってしまいもうそのような気持ちになりたくないと思った
  • 初対面でもピアサポートという志が同じ人だと安心して話せる
というような感想がありました。

今日は12名の参加でした。ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。

【次回以降の勉強会予定】
12月:12月28日(土)10-12時勉強会、その後13時くらいまで忘年焼き大会
場所:東京大学医学部3号館1階(S102)  地図:http://bit.ly/hVR5pV

参加費無料、申し込み不要です!

-私(ゆっきぃ)のひとりごとです-
先月から、勉強会の資料を「UDデジタル教科書体」という字体に意図を変えています、読みやすいと言って頂けて、それもうれしかったです。

なぜ「ただ聴く」ワークをしたいと思うかというと、「話しを聴いてもらえている」という感覚は、ピアサポートにとても重要な、基盤となるところだと思うこと。
それにも関わらず、日頃は情報をいかにうまく伝えるかだったり耳にした情報をどのように解釈するかということに意識を向けがち(私の場合)で、話しを聴くに徹することができず、すぐに相手の話の腰を折ってしまったり、話しをしようとしてることではない質問をしてしまったりしています。話しを聴くというのはどういうことかの体感をもっと積み重ねて、「ただ聴く」をできるようになりたいなと思っています。
勉強会の皆さんも一緒に「ただ聴く」のワークをしてくださってうれしいです。
-ひとりごと終わり-

11/17(日)の勉強会の資料内容です↓(4.共同スーパービジョンのプロセスはやっていません。)
IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2019年11月17日(日)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102
1.はじまりの確認(チェックイン)
• 呼んで欲しい名前
• 何に動かされてここに来ましたか?

2.前回10月の振り返り
* 前回:ただ聴く

3.静かな時間を味わう
  • 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
• 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。ゆるめる。
• ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。

4.共同スーパービジョンのプロセス (6巻p.17~)
共同スーパービジョン(リフレクション、振り返り)の関係を作るいろいろなやり方があります。共同振り返りは2人でも、小グループでも行えます。大切なのは、毎回基本的に同じ形にすることです。共同振り返りを行う際の提案として、次のようなことがあります。

* 学びの環境を作るための合意を作る:学びの環境を作るための合意を持つことによって、学びには当然、居心地の悪さが伴うことがわかります。多少、居心地の悪さを感じたとしても、そこにとどまっていられるために必要なことを話し合い、リストにします。個人情報を漏らさないようなやり方で、実際的な事柄を話し合う方法についてと、共同振り返りがうまくいっていないとき、そのことについてどのように話をするかを話し合うようにしましょう。

* 意図的なピアサポートの価値と原理のリストを作る:4つの任務のほかに、あなたの実践を評価する観点には、どのようことがあるでしょうか?リストを作り、それら一つ一つがどういうことなのかを示す例を挙げてもらいます。

* 学びにつながるフィードバックを提供し、受け取るプロセスについて確認する:技法を確認し、学びにつながるフィードバックの実用例をいくつか挙げてください。

* 参加者全員に、IPSを実践して、よい展開になった、あるいは、うまくいかなかった、自分の例を持ち寄るように準備してもらう:前回の振り返りあるいは研修以後、それぞれが行った人との関わりについて考え、4つの任務に照らし合わせ、やりとりを描写できるように準備します。こうすることで、正しいやり方や間違ったやり方があるという思いに陥らず、任務に基づいた実践に力を注ぐコミュニティを作ることの助けになります。

5.勉強会の感想(11:40~12:00)
今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?

【今後の予定】
12月:12月28日(土)10-12時勉強会、その後 焼き大会13時くらいまで
場所:いつもの場所(東京大学医学部3号館S102)