2013年3月2日(土)ご報告

2か月お休みで、久しぶりの勉強会でした。
テキスト2巻を少しずつ話題にしてきて、残す所もあとわずか!
今回は、11名の人々が集まって話をしました。

前半は全体で、『個人的な変化についての、ふさわしいストーリーを共有する』
というテーマで話をしました。

誰かが病気のストーリーに閉じ込められているように感じるとき、私たちは、苛立ち、批判判断を下し、「人を変えよう」とし始めているかもしれません。気をつけてください!これはあなたの不満であり、あなたが必要としていることであり、その人のものではありません。これは、あなた自身が行き詰っていた時のことを思い出し、どのようにあなたのストーリーを伝えれば、それが「ひらめき」の瞬間を引き起こすことになるかもしれないかを考える、すばらしい機会になるでしょう。

自分で閉じ込められていると感じることは、「病気」だけでなく、
「年だから・・・」というような年齢のこと、
「A型だから・・・」というような血液型のこと、
「彼氏いるの?・・・」というような、一つの価値観からくるもの、
いろいろあるもんだな、と思いました。

後半は、3~4人の小グループで、『ピアって?ピアサポートって?』ということで、
“ピアであるということの意味”という文章をみながら、感じたことや思ったことを話しました。

私たちは、誰かのリカバリーを促すだけ、あるいは、一方的にリカバリーを促されるだけ、という存在ではありません。自分の物事に対する見方(世界の捉え方)や自分の反応に気付き、自分も相手も大切にしながら、互いに学び合い、成長し合い、互いのリカバリーを促すような関係に近づく会話や対話をしていくことができるのです。

ピアであることの中に、お互いの経験を聴くことで希望が感じられる、
という一文があったのですが、小グループでの話や、感想をみんなで話しながら、
まさに、そういう感覚を味わいました。

「みんなが自信満々に発言しているように見える」という話題から、
・自分がしゃべり過ぎてないか終わった後心配になる
・沈黙が自分のせいではないかと心配になる
・失敗が怖く、自分はしゃべってもしゃべらなくてもプレッシャー
・自分の発言に責任を持たないと自分に言い聞かせている
いろいろな見方が聞けたような気がします。

自分の感じていることを、自分の見方で話をすることで、希望を感じられる、
そういう空間って、いいなと思いました。

【次回のお知らせ】
日時:2013年4月14日(日)15:00-17:00
場所:東京大学医学部3号館 S102
地図:http://bit.ly/hVR5pV 

なぜかIPSを話題にしていると優しい空間になるのが不思議。。。
初めての方も大歓迎です。お会いできたらうれしいです。