2019年5月11日(土)に東京のIPS勉強会がありました。
この日は、前回の振り返りをしながら「葛藤があることは悪いのか?」「水のありかを伝えることはできるけれど、水を飲ませることはできない」といった話しがありました。
この日のテーマは、意図的なピアサポートにおける共同リフレクション(共同スーパービジョン)において、フィードバックを提供するときのことの続きでした。
具体的には、
○肯定的なことに焦点を当てる
○パワーに気付いていること
という2点について話しをしました。
「リフレーミングでむかつくことある」
「ほめるとかではなくて、その人が大事にしていることを大事にする」
「肯定的なことに焦点を当てることで自分が楽になる」
「こんなにすごい人だ、という感覚で接したら全然違う空気になる」
「肯定的、否定的、っていう言葉が誤解を招きやすいのかも」
「ここで言う肯定的は、相手の世界観を受け入れるということなのでは」
などの話しもしました。
毎回のことですが、いろいろな気付きのある会話だったのですが、それを報告するのはとても難しく、羅列しているだけ、というような感じになってしまっております。。
ご参加くださった皆様ありがとうございました。
【次回以降の勉強会予定】
6月22日(土)10:00-12:00
場所:東京大学医学部3号館1階(S102) 地図:http://bit.ly/hVR5pV
参加費無料、申し込み不要です!
5/11の勉強会の資料内容です↓
IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2019年5月11日(土)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館N101
1.はじまりの確認(チェックイン)(10:00~10:15)
• 呼んで欲しい名前
• 何に動かされてここに来ましたか?
2.前回4月の振り返り(10:15~10:30)
前回:第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(6巻 p. 12)
共同スーパービジョンでのIPSの4つの任務の振り返り方
フィードバックを提供すること、受け取ること
IPS を実践し始めてしばらくしたら、会話や関係がどんなふうに展開しているかについて、お互いに話し合うことが役に立ちます。振り返りのフィードバックを提供したり、受け取ったりすることは、共同スーパービジョンの関係を実り多いものにするために重要な役割を果たします。IPS の技法を使って振り返りのフィードバックを提供し、受け取る方法を学ぶことで、継続的に、学び、成長することが可能になるでしょう。ただし、フィードバックを提供することも受け取ることも、どちらも必ずしも容易ではありません。では、まず、フィードバックを提供することから始めましょう。
3.静かな時間を味わう や 太極拳 や外の空気を吸う(10:30~11:00)
• 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
• 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。
• ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。自分の心の声に耳を傾ける。室内でもどこでも。
• できれば、身体を感じ、身体の声を聴いてみられるような?
~休憩~
4.第8章「意図的なピアサポートの共同スーパービジョン」(11:00~11:40)(6巻 p.13~ )
提供すること
* 肯定的なことに焦点を当てる:フィードバックの提供に関して、サンドイッチのアイデアを知っている人が多いと思います。何か肯定的なことから初めて、真ん中に、多少、聞きづらいかもしれないメッセージを挟み、肯定的なことで締めくくるというものです。これは、フィードバックの真ん中の部分は否定的なものであるというわけではありません。あなたが何を言うにしても、IPSの正しいやり方とか間違ったやり方というものがあるわけではなく、常にIPSの任務に照らし合わせているだけのことだ、ということを忘れないでください。
* パワーに気付いていること:誰かとあなたの考えを共有しようとするとき、そこにあるかもしれないパワーの問題について、たえずしっかりと意識していることが大切です。例えば、あなたはIPSの経験が長いですか?相手の人は、あなたの方が教育を沢山受けていると思っているでしょうか?特権や偏った見方が反映されていないかとどうか、自分に問いかけてみましょう。
5.勉強会の感想(11:40~12:00)
今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?
【今後の予定】
6月22日(土)10-12時 医学部3号館1階S102
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