11月25日(日)勉強会ご報告

2012年11月25日(日)15:00-17:00に11月の勉強会を行いました。 
人数が少なめだったこともありますが、テーマが「沈黙」だったこともあり、今回は静かに話し合う会となりました。

【前回までの振り返り】
10月の勉強会のテーマ、「現実を交渉する」について、気付いたことなどを話し合いました。常識とされている考え方についてや、地域による文化の違いについて、WRAPについてなど、さまざまな話が出て、受け止め方はそれぞれで、真実もそれぞれだ、ということを話し合いました。

【沈黙と居心地良く過ごす】
・・・会話をしていて相手の人が長い間黙っていると、あまり居心地良く感じない人が多いようです。 人の文章を自分が終わらせ、何かを言って即座に間を埋め、その人は自分と話したくないのだろうと決めつけさえします。・・・(テキスト 2_p.36)

沈黙が続くとどう感じる?どうしてる?という話題では、
  • この話題じゃないほうがいいのかな、と次に進んでしまいがちになる。
  • 沈黙は以前は苦手だったが、沈黙も大切なコミュニケーションと学んで、沈黙は悪いことじゃない、と頭に置いておくようにしている。
などが出ました。

・・・ある人にとっては、薬によって考えがゆっくりになり、言われたことを聞いて理解し返事をするまでに時間が長くかかることがあります。単にゆっくり時間をかける人もいれば、恥ずかしがり屋、人のことを信頼出来ない、その他、数多くの可能性があります。・・・(テキスト 2_p.36)

黙っている、あるいは沈黙するときはどんな時?という話題では、
  • 自分の喋るスペースがないと感じるときには、沈黙してしまう。
  • 自分の言いたい言葉を適切に表現する言葉にまとめている時。
  • 自分のペースで自分の言いたい時に言いたいのに、あてられたり、発言を促されるのは嫌な気持ちになる。
  • 何かを言うとあとでガミガミ言われると思うと言いたくなくなる。
  • この人に言っても仕方ない、どうせわかってもらえない、と思うと言うのをやめようと思う。
といった話になりました。
自分が沈黙する理由と他の人の沈黙している理由は同じとは限らないということも、あらためて感じさせられました。

発言を促されたり、順番に意見を求められることについても話題となり、「興味を持って、○○さんはどう思う?と聞かれることと、はいそこのあなた、という感じで発言させられるのは違う」、「沈黙を強いられることも、沈黙を破ることを強いられることも、暴力だ。」などの話が出ました。

今回の勉強会では、ロールプレイはせずに自由に話す時間としました。自由に話す中で、沈黙というテーマの他にも、「不機嫌は環境破壊だ」、「恩は遠くから返せ」といった格言(?)や、居心地の悪さと共にいることについてなど、さまざまな話が展開され、これもまたおもしろかったです。

また、今回は終了間際に北海道からのサプライズ参加者もいらっしゃり、斬新な雰囲気の勉強会となりました。
ご参加された皆様、どうもありがとうございました。

次回は
日時:2012年12月23日(日)15:00-17:00 
場所:東京大学医学部3号館 S102 
地図:http://bit.ly/hVR5pV です。

はじめての方も大歓迎です!お会いできるのを楽しみにしています。