10月25日(日)10:00-12:00 にIPS勉強会がありました。13名のご参加でした。
この夏は行事も多く、定例のいつもの感じの勉強会は6月ぶりでした。いつも通り、始まりの確認と、IPSやこの場で学ぼうとしていることについて話し合い、思ったことや自分の感覚について、そして前回までに感じたことを話しました。
- いつも響くところが違う
- トラウマを考慮したピアサポートであるところ
- 恐れから希望へ。恐れは自分を守るためにも大事で、それを感じてはいけないわけではない。でもIPSの対話で向かいたいのは、避けたりやめたりとかではなくて、ひらかれていくこと
- 助けから学びへはマイナスからプラスへ、個人から関係へは孤立から仲間へ、恐れから希望へは防衛から開放へ、というようなことがイメージされた
- 恐れ、防衛を勇気をもってこえたところに希望や通じ合う感覚がある感じ
- メンタルヘルスを目的としているが病気の反対ではない、というところ
- 拡大勉強会ではゆったりと時間を取れてよかった
- 「家のたとえ」、たとえ話があるとわかりやすい
- 地下室は逆に安心するというような話もおもしろかった
- 家は休む場だと思っていたけれど、さまざまな経験を経て、家こそが安心できない人もいることに気づいてから、これまで「早く帰ってゆっくりして」なんて言ってしまっていたことに気づいた
- 家を考えるって家族や近い人間関係もついてくる
そして、今日も引き続き、「違った聞き方をすること」です。今日は、“わかっていない”という立場から聞くこと、“語られていないストーリー”に耳を傾ける、です。
- 診断、評価、判断、審判は障が者への見方
- わかるなーと思って言ってしまうことある
- お前に何がわかるのかとおもうことも
- 「つらいですね」と慮ってくれたのと「私も経験ありますー。痛いの嫌ですよねー」と言われたのではだいぶ違った。言葉だけでなく全身の雰囲気
- 何か話したときに、ああ、この人はおかしいことを言っている、と判断されて相手が引いていくのを感じて、この話は人にしてはいけないのだなと思ったことがあった
- 社会の価値観で見てしまうこと
- がまんしなくていい、って言われて、これまでどれだけ我慢してきたか、と思ったり、無理しなくていいってまた言われて、もう言わないと思ったこと
- 言葉にするのは勇気がいる
- 好奇心、想像力、直感、不思議さをもって
というような話をしたあと、二人組になって聴く演習をしました。
皆様からの感想です。
- (黙って聞いてもらって)話をしたことで自分の中でもやもやしたことを整理できた。こういうことが起きていたんだと気づいた。
- 自分が聞くときに言葉以外の動作とか非言語も意識して聞けた
- 二人組でそれぞれが語ることに重なるところがあった。ふくらみながら広がっていく感じがあった
- 黙って話を聞いてもらったことで、自分の中でまとめようとせず、自分の話を行ったり来たりしながら話せた。その過程で、ああこうなのかも、と思ったりすることがあった
- 相手の話を聞きながら自分の中で世界が広がった
- 今日は10分あったので、ゆっくり話ができて、自分の心の中で感じたことを話せた
- わからないままにしておくこと、わからないまま余白を作っておくことに耐えること、大事だと思う
- ここまで話していいのか、触れてよい部分などを探しながら話した。AIなどに出すほうが楽な時もあって、人が相手だと緊張する。でもそれがいい
- 話を聞いてもらえる感じで何を話すか違ってくる
- 話を黙って聞くって簡単そうだけれど、とても難しい。安全だという空気がないと難しいだろうと思った
- 黙って聞く、というのは、相手の絵本を、相手の世界を見ながら眺めさせてもらう感じ
- たしかに、今日の相手の話は、たくさんあるページの中の、ほんの切れ端で、それだけでその人全体でもなくて、でも、その絵本を見せてもらう感じ、すごくわかる
- 話し手になるにあたって、どのページを見せればいいのかというおそれがあった。状況に合わせることに慣れてしまって、このページをみせるべきなのだろう、とか思ってしまう
- 語られていないストーリーに耳を傾けるというところはまだできていない
- 「眺める」という表現がむねにおちた
今日もみなさまありがとうございました!
【次回の勉強会予定】
11 月(ZOOM): 11 月28 日(土)19:00-20:30
12 月(対面): 12 月26 日(土)14:30~16:30(忘年焼き大会を17 時頃~)
ゆっきぃのひとりごと:湿度の高い一日でしたが皆さんと朝から会えて、いろいろな深まりを感じた勉強会でした。そして、会場の設営や、振り返りも含め、みんなで作っている勉強会だと感じられて、とてもうれしいです。IPSの内容についても、皆さんと感じ方を出し合えて、イメージがふくらんで。いつものことですが、このような時間をもてることにあらためてありがたさを感じました。
勉強会の振り返り:
- 今日は時間に余裕があって、しかし端折っているわけではなくて、質的にも充実していた
- 振り返りを毎回しているから共通認識ができてきているということだろうか。
- 演習が10分×2できたのはよかった
- 10分あると、話そうと思ったことが終わって、語りつくした後に出てくるものがある
- 日曜午前だったので来れた、という人がいてうれしかった
- IPSとは、この勉強会でやること、を、一回聞いた時にはわからなかったが、2回3回と来るうちに理解が進んでくるので毎回やること大事だと思った
- ゆったりしていてせかされない、沈黙が許容される感じがあった
- 資料に「2巻」とかあることで、ずっと参加されている人たちは見ているのかな、と少し思って段差を少し感じた。
- 「~より引用」であることがわかるように記載ができそう
- 演習で隣が近くて別の組の声が気になった
- 部屋の外もOKなことや、距離を取って場所を確保すること、演習の前に言うとよさそう
10/25の勉強会の資料内容です。
IPS(インテンショナルピアサポート=意図的なピアサポート)東京での勉強会
日時:2026年10 月25 日(日)10:00-12:00 場所:東京大学医学部3号館S102
1.はじまりの確認(チェックイン)①呼んで欲しい名前 ②何に動かされてここに来ましたか?
2.意図的なピアサポート(IPS)で学ぼうとしている関係と、この場でしたいこと
(IPSでの)ピアサポートとは、お互いが学び成長するのに役立つような関わりをすることです。 IPSはトラウマの経験(こころが傷ついたり、おさえられるような体験)を考慮したピアサポートです。
1.はじまりの確認(チェックイン)①呼んで欲しい名前 ②何に動かされてここに来ましたか?
2.意図的なピアサポート(IPS)で学ぼうとしている関係と、この場でしたいこと
(IPSでの)ピアサポートとは、お互いが学び成長するのに役立つような関わりをすることです。 IPSはトラウマの経験(こころが傷ついたり、おさえられるような体験)を考慮したピアサポートです。
ピアサポートはメンタルヘルスを目的としていますが、メンタルヘルスは病気の反対ではありません(裏面参照)
IPSで大切だと考えている4つのこと:
(1)つながり:通じ合う感覚 (2)世界観を理解するために助け合う (3)相互性 (4)向かうこと
IPSの3つの原則(principles):「助け」から「学び」へ、「個人」から「関係」へ、「恐れ」から「希望」へ
IPSで大切だと考えている4つのこと:
(1)つながり:通じ合う感覚 (2)世界観を理解するために助け合う (3)相互性 (4)向かうこと
IPSの3つの原則(principles):「助け」から「学び」へ、「個人」から「関係」へ、「恐れ」から「希望」へ
3.前回までの振り返り(前回は,9/23 拡大対面 8/8 夏休みZOOM、7/23 リサ回)言語(ことば)について
聞く力についての理解を深める, 聞くことについて学び練習する、家のたとえ
4.聞くこと(2巻 p.15~ ) 第3章 違った聞き方をすること
この章の目標: 1. 聞く力についての理解を深める 2. ピアサポートのための聞く技法について学び練習する
1.“わかっていない”という立場から聞くこと
ピアサポートの利点の一つとしてよく言われるのは、“わかってくれる”人と話すことです。この“わかってもらえる”感覚
は、確かに、人目を避け孤独でいるところから抜け出す助けになります。しかし、“わかりすぎている”立場から聞いてい
るとどうなるでしょうか。どういうときに、自分の経験が聞き方に影響を与えるでしょうか。私たちは、似通った経験があ
ることを前提にしてはいますが、“わかっていない”立場から聞ことうすれば、診断、評価、判断・審判(judgment)を寄
せ付けずに、好奇心、想像力、直感、不思議さを感じながら話を聞くことが出来ます。そして、望ましくは、一緒に学び成
長するなかで、お互いがもっと自分に気付けるような会話が始まります。
2.“語られていないストーリー”に耳を傾ける
ほとんどの場合、語られたストーリーを、あたかも“真実”であるかのように聞いています。人それぞれのものの見方が
あることを忘れてしまい、話された内容に反応します。しかし、大きな構図に視野を広げれば、その人が、どのようにし
て、このようにストーリーを語るようになったのか、その人が持っている、私たちやその人自身についての思い込みが見
えてきます。いろいろな事柄について、どんな意味で言っているのかを探る質問をすると、“語られた”ストーリーに基づ
いた問題解決に走るのを回避できます。家のたとえに戻れば、その人がどの部屋にいるのかを考え、その人にはその部
屋がどのように見え、その部屋の窓からは、どんな景色が見えているのかに思いをはせる聞き方です。部屋がそうなっ
た経緯や、その人がどのようにしてそこに行くようになったのかに興味がわいてくるでしょう。
♪演習: 「聴く・聞く」ことをしましょう
聞き手:話し手の見える世界を理解しようとしながら聞く。黙って聞くだけでよい。
(話し手の世界観を味わいながら、お互いの間に流れているものにも意識を向けてみながら。)
話し手:①思い浮かんだことを話してください。②黙っていてもよいです。あなたの好きに時間を使ってください。
5.勉強会の感想:心に響いた事、印象的だったこと、あなたの世界観に影響したことはありましたか?
★次回までに今日のテーマについて考えたり、他者の世界観も意識してみるのはいかがでしょう
★次回までに今日のテーマについて考えたり、他者の世界観も意識してみるのはいかがでしょう
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IPS勉強会ブログに勉強会でのやりとりの抜粋を報告しています。個人を特定する情報は載せません。ご自身の発言と思われることへの削除や修正をされたい方はいつでもご連絡ください。
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