2026年4月19日(日)IPS勉強会 対面 ご報告

4月19日(日)10時~12時に、対面のIPS勉強会がありました。この日は13名での勉強会でした。

毎回、「はじまりの確認」「IPSが目指していること、この勉強会でしたいこと」を試行錯誤していますが、今回は、はじまりの確認は、全員で話し、自分にとってのIPSや日頃の中で感じていることなども全員で話しました。

  • IPSを学んで、自分の思ったことを話していい、主体的になった経験
  • 自分は親の言うことを聞くようにと言われて育ってきたが、IPSやさまざまなものを学んでいろいろなことに触れ、違う価値観にも出会った。しかし親からはIPSを今すぐやめるようにと言われたり
  • IPSは自分と近い人との間ではさらに難しいと聞いたことがあったけれど、たしかに、近い人であればあるほど、わかってくれるだろうという気持ちが強いので、わかってもらえるんじゃないかと思ってわかってもらえない!となってしまったり
  • ここの思いは譲れない、というようなときは相手の話は聞けない
  • わかってもらいたいという気持ちが自分は強いんだな。その根本にはなんでわかってくれないのか?という思いがあったりして、それがトリガーとなったり
  • 私のことをわかってほしい、という気持ちはある
  • どうせ誰もわかってもらえない、と思うと寂しい
  • とりあえず聞いてくれるというのでも良い時も
  • リカバリーストーリーを話すように言われることあるが、見世物というか、搾取されているような気持になることがある。自分の経験を差し出すって大変なこと
  • 自分は自分のことをいろいろ聞かれるのでSNSで発信するようにした。いいことだけ書くようにしたり
  • 強制収容所の職員から強制収容されている人に向かって「私たち対等だよね」と言われたとしてもそれは違う!と思う
  • リカバリーストーリー、自分の未来を決めちゃうような気持になることもあって。語りたい人と話したい
  • 支援の実習生などから、なんだかちょっとな対応をされてモヤモヤとしても、その人をIPSの対話に招くことはできる、していきたい、とシェリーミードさんから聞いた
  • つながりの質って、純度100%とかってない
  • リカバリーストーリーをちょっと話して、とかって、プロのデザイナーに、ちょっとここに絵書いてみて、とか、美容師さんに、ちょっと私の前髪切ってよ、って頼むような、失礼な感じもちょっと受ける。頼む人に悪気はないけど専門性に対する感覚に無知というか

その後、聞き方に関する質問表(こんな人の話をどの程度聴けるか、どのくらい好奇心・興味を持って聞けるか)を見ながら3~4人組で互いに話しました。

そして、最後は2人組で、聴き手・話し手となり、聴く演習をしました。

最後のみなさんの感想です:

  • 話すのは大丈夫だったけれど、黙って聴く、というのは心が同様した。質問したくなったり、もうちょっと聞きたいと思うことがあった。日常生活で、成人が黙って聴くということは通常なかなかないのではないかと思った。聞きたい衝動があった
  • つい質問したくなった
  • 話すの7分間も、話す内容が切れてしまって相手に質問してしまったりした
  • 聴く演習をしながら、自分の経験を話したくなっちゃったり、伝えたくなったりした
  • 聴いてくれることに価値がある
  • 自分に自信がなさそうに話す人に先日、話す準備ができたら聴くね、と返してしまったが、話したいと思ってるから話してるんだから、聞こうとしなよと言われたことを思い出した
  • 黙って聞いてもらうワークでは、うまくしゃべれなくていい、説明をしないで、自由にテーブルの上に出していける気がする
  • 聴いてもらっているときに、話して聞いてもらえた感覚があった
  • これまで誰にも言えなかった小さなトゲを話せてよかった。やっと聞いてもらえた
  • 黙って聴く演習をすることで、自分はいつも相手に自分の聞きたいことを話させているんだなと気づいたりする。自分の聞きたいことを質問をしたり、促してしまったり、ということが支援の関係でも起きている気もする。でもIPSでしてみたいのは、相手の世界観を知ること。相手が自分の声に耳をすませて、相手の世界観が出てくるためには、自分の聞きたいことではなくて、相手の声が出てくる聞き方がありそうと思う
  • 恐れから希望へ、というのがあるけれど、やり取りを続けるとぶつかるのではないかと思って回避しちゃったりする。希望ってどんなか、さらに考えてみたい
  • 会話じゃなくて対話にいきたい 情報のやりとり(会話)じゃなくて、価値観とかをやりとりするような(対話)
  • 相手の世界に浸ってみる、没入する、というような感覚
  • 安心して話せて、むき出しの部分が出てくる感覚があった
  • 相手のことも引き出したくなるような、そんな気持ちが出てしまって、相手の世界にひたるというところにいけなかった、次はそんなところやってみたい

今日はとてもよい気候で、緑が美しく、気持ちのよい午前でした。お集りくださった皆さまありがとうございました。

【次回以降の勉強会予定】

5月16日(土)17:00-18:30 ZOOM

6月20日(土)15:00-17:00 対面(医学部3号館1階 S102)

ゆっきぃのひとりごと:今日もありがとうございました。気持ちの良い快晴で、外を歩きたくなるような日でした。皆さんと大切な話をできる、そんな空気が勉強会の場にもありました。みなさん、ありがとうございます。

勉強会の振り返り:

勉強会振り返りにも残ってくださった皆さんありがとうございます。

  • 前半に時間を取ったこと
    • ゆっくり話ができてよかった
    • 急ぐということでもなくだれているわけでもなくよかった
    • まとまらないというよりはリアルな気持ち。脱線にも意味がある
    • 脱線するような話ができるのは良い時間
    • 今回初めての人にはどう感じられただろう?
      • いろんな違った話を聞けてよかった
      • 最初は、社会的に聞いている自分だけど、後半になって、自分の中で受け取ることに関する感覚の変化を感じた
    • 「脱線」というレッテルを張らなくて自由に言ってよいと思う
  • 聴き方の3人組
    • 楽しかった。もっと時間があるとよいとは思った
    • やれてよかった
  • いっぱい話してしまって申し訳ない気持ちになった。イライラする人もいるだろうと思う
    • ペースがわかりやすくて、自分は早口で言われるよりも安心できた
  • 特にオンラインのときは短いので時間が気になるときに、せかしたりもしたくないがどうあるとよいか
    • 効率よくやろうとしているわけではないので、いきなり効率モードとかにならずにはいたい
    • 時間が気になってることは伝えてもらえると、時間がないのもわかっているけれど言いたいのか、時間がないならやめておきます、とか自分で選べる
    • そろそろまとめでお願いします、と言う会があって、そうすると、そのあとまだ話す余地はあるのでそれもよいかも
    • とことん話してもらいたいという気持ちもあるが、ここで区切らせてもらうけれど、また時間があるときに続きを話して、と言うこともある。悩むけど
  • 時間がうまくいける感じのあるときって、その時のグループの中でつながりの感覚があるとき
4/19の勉強会の資料内容です。
IPS(インテンショナルピアサポート=意図的なピアサポート)東京での勉強会
日時:2026年4月19日(日)10:00-12:00 場所:医学部3号館S102
1.はじまりの確認(チェックイン)①呼んで欲しい名前 ②何に動かされてここに来ましたか?
2.意図的なピアサポート(IPS)で学ぼうとしている関係と、この場でしたいこと
(IPSでの)ピアサポートとは、お互いが学び成長するのに役立つような関わりをすることです。 IPSはトラウマの経験(こころが傷ついたり、おさえられるような体験)を考慮したピアサポートです。
ピアサポートはメンタルヘルスを目的としていますが、メンタルヘルスは病気の反対ではありません(裏面参照)
IPSで大切だと考えている4つのこと:
(1)つながり:通じ合う感覚 (2)世界観を理解するために助け合う (3)相互性 (4)向かうこと
IPSの3つの原則(principles):「助け」から「学び」へ、「個人」から「関係」へ、「恐れ」から「希望」へ
3.前回までの振り返り(前回は,2/21対面3/15 ZOOM)前々回:言語(ことば)について
最初の会話が持つ意味と重要性/言語が現わしている世界観に気づき、言葉を意識的に使う大切さを理解する
4.聞くこと(2巻 p.15~ ) 第3章 違った聞き方をすること
この章の目標: 1. 聞く力についての理解を深める 2. ピアサポートのための聞く技法について学び練習する 
聞き方に関する質問表 パート1:あなたは次のような人の話をどの程度、聞けるでしょうか?
とてもいい聴き手(5)~聴くのをやめてしまう(1)の5段階で
1. 自分と似ている人 
2. 違うタイプの人
3. 価値観が違う人
4. あまり意味をなさないと思うことを言っている人
5. 優越感をもって話す人
6. とても静かに話す人
7. 自分に自信がないように見える人
8. 感情をあらわにする人
9. 議論を吹きかける人
聞き方に関する質問表 パート2:次の事柄について、あなたはどのくらい好奇心・興味を持って聞けるでしょうか?
とても好奇心がわく・興味がある(5)~全く興味がわかない(1)の5段階で
10. よく知っている人の人生体験について
11. 知らない人の人生体験について
12. 人がどうして、そのように考えるようになったかについて
13. あなたと違う世界観を持つ人
14. あなたと正反対の世界観を持つ人
15. 会話の中で言われていないこと

深く聞くことが難しいのはどのような状況か、少し時間をとって考えてみてください。どうして、そう思うのですか?
♪演習: 「聴く・聞く」ことをしましょう
聞き手:話し手の見える世界を理解しようとしながら聞く。黙って聞くだけでよい。
(話し手の世界観を味わいながら、お互いの間に流れているものにも意識を向けてみながら。)
話し手:①話したいことがあったら、話してください。②話したいことが特にない場合、IPSやIPSの勉強会に期待することについて話してください。③黙っていてもよいです。あなたの好きに時間を使ってください。
5.勉強会の感想:心に響いた事、印象的だったこと、あなたの世界観に影響したことはありましたか?
★次回までに今日のテーマについて考えたり、他者の世界観も意識してみるのはいかがでしょう
ーー

IPS勉強会ブログに勉強会でのやりとりの抜粋を報告しています。個人を特定する情報は載せません。ご自身の発言と思われることへの削除や修正をされたい方はいつでもご連絡ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿