2月5日(日)15:00~17:00に、2月の勉強会を行いました。
今回の主なテーマは、「相手に見えている世界や相手の感じていることをもっとよく知る」でした。
前半は「気持ちを映し出すこと」ということで、人の感情に気付かずに聴いていることについて考えました。
~ある状況での自分の感じ方を知っているために、相手の人も自分と同じ感じ方をしているだろうと思いこんでいることもあります。~<ワークブック第2巻の28ページ(p.2_28)>
小グループで他の人と自分が違った感じ方をしていたときのことを考えました。
- 自分にとっては負担に感じられる仕事だと思って(自分の感じ方)つらさを話したかったのに、相手からは名誉な役割ですごいね!(他者の感じ方)と言われてしまって話せなかった。
- タバコと言うだけでダメ人間みたいに言われるけれど(他者の感じ方)、自分にとっては人と話すきっかけを作ってくれるもの(自分の感じ方)。
- バイクを移動の手段と思う人もいれば、爽快感を感じられるもの、絶叫マシーンのようなもの、といろいろな受け取り方がある。
などなど、いろいろな例が出ました。
これらをふまえて、後半では、「明らかにするための質問をする(もっとよく知るために)」に入りました。
~思い込みをせずに質問をすることは、私たちが大きな構図を見ることの助けになります。~<ワークブック第2巻の29ページ(p.2_29)>
どのような質問の仕方が考えられるかについて、いろいろな話をしたあとで、小グループに分かれて下記のロールプレイを行いました。
シナリオ:「眠れないんです。」(話す役の人の好きな内容で。)
- 自分と同じ感じ方を相手もしているだろうと思いこんでいる返し方。
- 思い込みをせずに質問をする。
全体の感想として、
- みんなマイペースでやっているのが良かった。
- つい深刻にならない展開ばかりを求めてしまったりもするけれど、痛みや苦しみは避けられないこともある。
- そのような↑側面もあるけれど、軽やかさも大事。
- つらい気持ちを聞き出すだけではなくて、どうなったらいいと思ってる?ということも聞いて視野が開けていくような感じも大事だと感じた。
- 誰かの問題を解決して自分が優位になるだけじゃ意味がないと感じた。生きているあいだは希求し続けるものだと思った。
などさまざまな考えが共有されました。
【次回予定】日時:3月24日(土)16:00~18:00
場所:東京大学医学部3号館S102
地図:http://bit.ly/hVR5pV
(4月は4月
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