8月21日(木)19:30-から、ZOOMでIPSの東京勉強会がありました。8月は、平日夜間にZOOMで勉強会をすることが多いです。そして今回は、時間帯が特別なだけではなく、内容も、夏休み企画として、テキスト(ワークブック)を進めずに、皆が日ごろIPSをどう活用しているか、などを話すことにしました。
今回は15人の参加者で、耳だけ参加の人等、さまざまな参加の仕方でご参加いただきました。
日頃どんな風にIPSを活用しているか、IPSがどんなふうに役立っているかなど自由に話しました。
- 世の中いろんな人がいる。でも、相手の価値観みたいなものがあるんだなと思って。なるべく反応しないように。やり合わないようにしてる
- いろんな人に会っていろんな人に関わることが大事なんだなと思ってる
- 「つながり」「世界観」を学ぶっていうのが難しい
- これまでは、「なに?!」とか思ってしまっていたところを、相手にも相手の経験があるんだな、と思えるようになったのと、自分の思いを言ってみてもよいかな、と思えるようになった
- 自分がトラウマと思っていないことに気付いたり、自分の思い込みや世界観に気付いたりしている
- 会話をしたときに、相手に自分の感情が向かっているか、自分に対して向かっているかとか、意識がまわるようになってきた
- 自己内会話をするときにIPS。立場から見える自分と自分の中の自分は違う。意見交換をするような感じで、こっちから見える世界とあっちから見える世界を覗いてみたり。自分の立ち場だとこんなだけど自分はこう思ってるんだな、と。立場ではこうだけれど、一個人としてはこう思います、と伝えるようにしている。
- 孤独な作業をしているが、利用者のアドボカシーとかを考えるときに立場から言えることと一個人として見えることを、仕事にいかしている。
- 利用者とIPSできているかは不確かだけど。自分の中では成立している。
- 自己反省会がはじまったときに、場で話してしまう、だめもとで言うようになってきた。周りからも、ことばにしないとわからないからね、とか1人の問題じゃないからねと言ってもらえた
- 世界観はみんなそれぞれある。自分にもあるし、ほかの人もみんなそうだ、っていうことを意識するようになると、会話に深みがでる
- 会話するときに、背後にある世界観を想像しながら聞くようにすると、コミュニケーションが前よりうまくいく感じ
- 自分の世界観が客観的にわかるようになる。世界観は大事だけれど、世界観に過ぎない。
- IPSと関係ない友達もいる。IPSを知らなくても、IPS的なことができている人が世の中にはたくさんいると感じる
- IPSは、お互いの価値観や背景を尊重しながら、新たな可能性が探求できるのが魅力。ただ、日常場面では、IPSを活用できるほどの関係性のある人は思いつかない現況。
- 相手の価値観や世界観を理解するために、まず自分のパターンを理解するのが大事と思った。自分ってこういうパターンが苦手だな、こういうシチュエーションになると黙っちゃうな、攻撃的な人よりも自己憐憫の強い人(罪悪感をあおってくる人)が苦手、とか。それを知っておくことで、相手を理解できるってことかな。
- 3つの原理を聞いたときにひびいたのが「恐れ」より「希望」。制御がむずかしい。こわい。人とまじわったり交流するのがこわい。でもつながりたいという思いがあって、出かけてしまう。とはいえ、つながりたいという思いだけだと、相手に対して失礼な態度を取ってしまう自分もいる。
- 希望だけだとあつかましいし、恐れだけだと、逃げちゃう。
- 相手の話をひたすら聞くというのが身についてしまい、自分自身のことを語る相手がいない。自分のことを伝えたいのだけれど、伝えられなくて、というのがこのところ何年も続いている。
- 仲間内で話すことが大事じゃないかなと思う
- 相互性とか個人から関係へ、というあたりになるのではないか
- カウンセラーと話したりということよりも、相互性が大事なんじゃないか
- 助ける人助けられる人じゃなくて。相互の関係。通じ合う関係。
- こんなことが好き、あんなことが好きっていうあなたがいるのを忘れないでね、とカウンセラーさんに言われた。カウンセラーに関係ない話をしちゃいけないとか、主治医には薬の話をしないと、とか思っちゃってたけど、好きなことの話をしていいって言われた。
- 支援関係って特殊な関係。それが全面になるのは問題。なんとなく一緒にいて、それだけで支え合えるような、それが人間。
- ピアサポート何?って、ただ雑談してるだけでも支え合ってるような状況になるっていうのが重要だろうな。
- IPSを意識したつながりを味わいたくてこの場所に参加している。日々の中ではIPSを知ってる人はいない。ここ数年ほど「つながりたい」なと感じる相手との関係性について自分なりに試行錯誤している状態。相手の反応に驚いたり、違和感を感じたりしても、なぜ自分がそう感じたのか、起きた出来事について相手とどう話し合いたかったのか考えて、伝えれる時は相手に伝えている。伝えた時の相手の反応は様々だけど、びっくりした様子でその話題をそれ以上広げることを避けたり、内省?反省?のような反応が返ってくることが多い。
- 伝えるって難しい。自分のタイミングもあるし、相手のタイミングもあるから。
- AIに相談したら、「ちょっとずつやるといい、一気にやらずに。時間かけて、ちょっとしたことから。」って。
- 自分のまわりはIPSについて、聞いたこともないという人ばかり。
- 「相互の学び」 学んでる感覚がないと、関係性が崩れちゃう。自分の考えを押し付けちゃうときがあって。そうすると関係がおかしくなることが多い
- 助けたいと思ってしまう自分がいる
- 助けてもらう側に安住してしまうことがある
- 自分も相手に影響を与えていることある
- ピアサポートとは、居心地の悪さと一緒にいることだ
- つらいよ、苦しいよ、できないよ、と思ってる人がいるときに、どうやって話を聞くことができるか
- 何があったんですか?助けよう、ではなく、あなたのことを教えてください、って。
- 助けるっておごりがある。一緒によりよくなっていくために
- 一番つらかったとき、一緒に困ってくれる人がほしかった。1人で困っているのがつらくて、一緒に困ってくれる人がほしかった。どうするかは自分が決めたかった。
- 世界観を理解するために助け合う
- IPSをするまで、自分ほど差別の感覚がない人はいないだろう、と思っていたけれど、IPSをしてから、これ偏見だって気づくことがあって。
- 反応してしまう自分がいる
- うまくいかなかったことから学ぶことが大きい
- これまで助けてって言えなかった
- こんなに助けてもらえる(助けられる)んだと思えた
- 相手を信頼して甘える感じとか大事な気がする。相手を信頼できないと完璧にやりたくなる。ある程度相手は受け止めてくれるだろうと期待するのは大事な気がする
- 最近マインドフルネスしていて、IPSと近いなと思う時がたくさんあって。仕事で生きてる感じ。価値判断をしないってことが、私によい影響を与えてくれている。それが役立っている。
- 人が私を精神障害者だと思ったとしても、私はどう考えるだろうか、と思うようになってきた。
- 価値判断をくださないという言葉が、人を信頼するってそういうことなのかな、って思い始めた。価値判断をくださないという関係性でいれば、その人を信じていける。価値観を尊重できるってそういうことなのかなと思って聞いていた。
- 相互性、助け合う。IPSに限らず、助け合う関係であることを意識するのが大事な気がする
- 今自分は、助け合う関係を作るんだという気持ちが大事だと思った。
- IPSの東京勉強会は、助け合うという気持ちでしっかりのぞむということを実感できるといいなと思った
- IPSが好きってシンプルなお話がささりました。
- 助け合う、自然に目の前の人に何かしてあげたいという自然なわきあがってくる気持ち、それが大事だと思っている。
- 支援するとか、役割とか、義務感とか、自分の存在意義を確かめる自分、いい患者になるとかそういうことじゃなくて。自分の内側からわいてくる、自分を強くしてくれるあったかい気持ち、そこに自分はいきつく。改めて思えた。
- 学び合う、と言う言葉がひびいている。自分のことも相手のことも、知ってるとかわかってるということになっちゃうと、自分も相手も変わっていくことを信じられない。決めつけたり、ジャッジしてしまう自分がいるということを意識するだけでも違うと思う。自分と相手の間におきることはなかなか変わらないけれど、ちょっとずつ変わって行ったり。川の流れやゆらぎ、みたいなのを感じたり。
- この場はこうじゃなきゃ、と思っていることのゆらぎが感じられる。
- いろんな話、いろんな受け止め方を聞いて、いろんなものがクリアになっている自分がいる。
- 勉強会自体についての話を聞けなかったのは残念
- はじまりの確認、みんなで作っていくことを考えたときに、うまい人がやってよかったね、ということでもない
- 今日の内容は、IPSの勉強会の経験が浅めの人にとって、話に入れただろうか?
- IPSって意識してやってることは特になかったので聞いてるばかりになってしまったが。IPSで二人組でワークをする感じはとても好き。
- 日常生活でIPSを知っている人はいないので、実践しているという感じではないが、人がこわかったり、相手の目が見えなかったりするけれど、そういうことに通じていくような気がしながら
- 今日の話しとか、テキストを読むときも、自分は当事者なので、自分の体験が先にあって、仲間に助けてもらった経験とかが先にあって、それを確かめている。体験の答え合わせをしている感じ。なるほど。って。自分ではIPSが何かをわかっていないけれど、これはもしかしてIPSっぽいことなのかな、と。自分なりにゆたかな時間を過ごしている。
- 普段は普通の会社員で、医療とか福祉の場にいるわけではないので、こういう話をする場があるのがありがたい。この場の雰囲気、思い思いに自分のことをしゃべって、ただ聞くというのが好き。
- IPSの相手の価値観とかつながりとかって、当たり前のこと過ぎて、ピアサポートとか関係なく、つながりとか関係性ってなかなか。これをあらためて時間を設けてこの話をするのは特別な場所。参加できてうれしい。何やってるの?と言われて、そうとも言えるね、とか。
- チェックイン:IPSではない別の集まりでは強制力に感じるとたいへんだろうという思いがある
- 耳だけでもチッェクインが大事だと考える。見学じゃないよと他の参加者に明言することも重要かとも感じた。
- 助けとか学び合い、お互いに意見を出し合っているうちに流れが出てくる
- 感じ取りつつも、そこで何を言えばいいのか、考えているときがある。言いそびれちゃったなとなることある。テキスト読んでても、シェリーミードさんが、テキストに書いてあることって、水から上のちょっとの部分。あとは各自で意見を出し合って、自分なりのものを。IPSを理解するってそういうことなんだなと思ったり。
- ここでやってることも、IPSの4つのタスクと思う
- 進行については、ブレイクアウトが時間的に余裕があって、しばらくそれを続けていくのがよいかなと思う。小さい時間で時間を多めに取る
- 毎回対話の演習が必要だと思う
- 聞きっぱなしをやる人と技法をやる人となどもありか
- ストーリーという言葉が出てくるがどういう意味なのかな。ストーリーと関連して行う演習なんだなとわかったのだけれど、わからないまま
- →ストーリーが出てきたときに