3月16日(日)10:00-11:30に、東京IPS勉強会が開催されました。この日は17名での勉強会でした。
いつものように、呼ばれたい名前と何に動かされてここに来たかを話しました。
その後で、意図的なピアサポートの意図とは「お互いが学び、成長するようにしようとしている」ということと、「IPS」で大切にしている4つのこと:(1)つながり:通じ合う感覚 (2)世界観を理解するために助け合う (3)相互性 (4)向かうこと についてと、最近の世界のIPSで出てきている3つの原則(「助け」から「学び」へ、「個人」から「関係」へ、「恐れ」から「希望」へ)について話しました。
それぞれの視点からのIPSを話してもらう、聴かせてもらうということをしていて、今回していただいたお話しから、安心感がないと防衛モードになっちゃう、自分の世界観は自分にこびりついているけれどある程度は変えられる、医療の消費者(コンシューマー)には相互性を感じられず自分の回復することだけに集中しちゃったり。嫌なことから離れようとするのではなくて自分のしたいことや心地よさを意識する方がよい、というような印象的なことがたくさんありました。
- これまで助けたい、誰かの役に立ちたいと思っていたけれどそれはおこがましかった。相手からたくさんのことを学んでるんだと気づいた、助けから学びへ、というのはすごく実感する。そして、そして、誰かの中に何か問題があるのではなくて、人と人との間とか人と社会の間に困りごとが発生しているんだということも、個人から関係へということとつながる気がした
- 自分だけで成り立っていることではない、自分から生まれた言葉は、相手がいて生まれてくる言葉だなと思った。そして相手にだけ焦点を当てていたりしていたことがあったけれど、相手と自分があってこそ生まれることだと思った
- 相互性でかなり悩んでいる。お互いの世界観がぶつかりあってコンフリクトがあった先に向かえる場所を探したい。どうすればいいのか模索中。やってみないとわからないこと
- 最初はその人が何を言っているのかわからなかったけれど、その人の話に集中するようになって、何か月かかけて、ようやくお互いの世界観が見えてきたような気がする。相手に何かしてほしいとかではなく、お互いに相手の世界観が見えてくる中で見えるものがある。3つの原則が一つにつながったような気がした
- 自分自身がこりかたまった世界観の中にいた。常識にしばられていて、ちゃんとしなければいけない、とか、ちゃんと場を進行しないといけない、だったり。当事者としてちゃんと薬を飲まないといけないなどの「いけない」が多すぎて。自分が会のファシリテートをした時に、参加してる人たちからは柔軟な意見が飛び出してくるのを見て、自分の方が学ばせてもらったとわかった
- 世界観を理解するために助け合うためには、まずは自分がどうかを知っていくことが大事って書いてあったと思うけれど、まさにそういうことが起きた。やっぱりやってみるものだと思った
- 通じ合うのを避けることとか、自分の世界観に閉じこもったりすることがあるなと思った。それと、「向かうこと」が少したくましい感じ。ちょっと元気じゃないとできない。英語では「moving toward」だと思うがMoveすることができないときがあって、現状維持でそこにいるのが精一杯な時もある。そっちの方向に、、と心が開くくらいのスタンスの方が自分にはなじみやすい。元気が出たら、足を進めてみるくらいな
- 向かう、というよりは、嫌なことを避けるモードになったときに、それに気付けるといいね、みたいな感じかも?
- 「リスクを避けるのではなく向かう」とかよく言うけれど、いきなり向かうってちょっと。ひらく、と、とじる、くらいな方が自分にはやりやすい
- 「リスク」という言葉が気になっている。シェリー(ミード)さんのクライシスハウスのインタビューの時に、ここは医療施設ではないから、行動するとなった時に病院に頼ることもある、間に合わないこともある、そういうリスクもあると受け入れ合いましょうというようなことを言っていた
などなどずっとこの話をしていたいとも思いましたが、このあと、今日のお題である「任務3:相互性:ともに学び、成長する過程として、「助け」をとらえ直すこと(Mutuality)」についてと、二人組の演習に進みました。
最後の感想の抜粋です
- 感じる演習、聞く演習でしているワークで、BさんはAさんの話を聞くことでAさんを助けているという考え方もあるが、Aさんの世界観を味わえることで、Bさんが助けてもらってるとも言える
- 4つの任務はプロセスなのか、到達するところなのか。今後も考えたい
- つながりを感じる関係のなかで聞いてもらうことが癒しにつながる。貴重な時間だった
- 通じ合うことを遠ざけたくなることがある、自分にもそんなことがあって、自分に不安があるときとかは自分の方に意識が向く、というようなことにも気付いた
- 自分が正解だと思ったこと、正解にこだわっていたと感じてしまった
- ワークで7分間ただ聞いてもらう、ということ、ワークだとしてもありがたいと感じた。7分間ただ聞いてもらえるということは日常ではなかなかない。すぐに途中で何か言われちゃう。今日は聞いてもらえた感じがした。あともう少しあったら自分の思ったことも整理できそうな気もした
- 7分間のワークの中で、最初は自分が何を言いたいのかまとまりがなかったけれど、話しているうちに徐々に頭が整理された。お互いの関係性や関わりって大事で、大切にしていかないといけないと感じて、これからも学び続けていきたいと思った
- ワークを通じて、IPSで大切だとしている4つの要素を実感できた。ここでは直接その人だけでもなく、互いが誰かのピアサポートになっている、意識していなくても、ピアサポートになり得ているような気がした
- ワークの時間はうまく話そうとしてしまったのではないかと言う思いがあった。Bさんになったときにはその人と近くなった気がした
- 求められなければアドバイスをしないようにしている。WRAPの学びでもあるし、求めてないときのアドバイスは自分には入らないしと思っているから。しかしアドバイスするしないというよりも、より相手の方の世界観を理解しようとするということは、深まったり、お互いに学び合うことにつながったりする感じを受けた
- 自分はいい人でいたいのだなと気づかされて、そして自暴自棄になる、というような両極端なことを繰り返してきたが、共にただその場にいるということを体験して、そういう場所に耐えられるようになったのは、IPSを学んだからだと気づかされた
- 今日のワークを通じて、相手の世界観を聞こうとしているときには、助言をしたりしない。相手を助けようとか、そんな風になっちゃってるときは、相手の世界観を聞こうとしていないなと気づいた
- この言葉には自分はこう反応するんだなとか気づくところがあった。自分の関係性に、ヒントをいっぱいいただいた。聞いてもらう側になったときについては、過去のことを思い出すことは勇気がいるが、その支えになってもらっている感じ、勇気をもらって、言葉が出た
- 普段は1人でぐるぐる考えているのが、目の前に聞いてくれる人がいるところで話せることのぜいたくさを感じ、自分だけだとおもいつかなかったことへ幅が広がると感じた
- 誰がいるかわからないという状況でどうしようと思いながら参加してみたが、あらかじめ知っている人だけではない中でもいられるということを経験できた
- 正解があると思って生きてきたけれど、その自分の考え方も変化してきていると感じた。IPSの考え方は希望的だなと感じた
- ただ聞くという、こたえなくてもいいと思えるのはとてもよい
3/16の勉強会の資料内容です。