2020年2月8日にIPSの東京勉強会がありました。
自分が同意できないことを誰かから言われたときに、自分には何が起こるか
相手とは見え方の違うことをどのように伝えるか
などについて考えたり話したりしました。
人に言われたことに同意できないときに何が起きるかについては
・身体がかたくなる
・心の中に不満や理不尽な気持ち、モヤモヤ
・自分がどこかへいってしまう
・相手の言っていることが入ってこなくなる
・なんだと?と思う
・回避しよう避けようとしてしまう
・問い詰めたくなる(認めたくない気持ちがある)
・いらだち、伝えたい、正したい思い、モヤモヤ、不安や迷い
・いらいらして権利擁護をしたくなる
・無力感→安全な状態を作りたくなる
・おなかがぎゅっとなる
・そこから逃げたくてつい同意してしまう
などなど、いろいろなものが出ました。
自分が同意できないことを言われたときには、人には
そのようなことが起きる(ほかにもいろいろなことが起きる可能性がある)
ということを知った上で
相手とは違う意見や見方を、相手にどう伝えられるだろう。
ということを考える途中で今日の勉強会は時間切れとなりました。
今日は気温は低めながら、気持ちよく晴れていて、いつもより多めの18名のご参加でした。
みなさま、どうもありがとうございました。
【次回以降の勉強会予定】
3月:3/15(日)10-12時
-私(ゆっきぃ)のひとりごとです-
相手からの見え方と自分の見え方が違う、相手と自分の意見が違うということは、人と人との間では必ず起きることだと思います。自分と考え方の違う相手とは付き合わないという選択ももちろんあってよいけれど、相手にはどんな風に世界が見えているだろう?と思いを馳せたり、自分にはどんな風な世界が見えているんだなと自分自身の見方に気付き、それを相手にも伝える、というようなことができると、お互いにとって、見える世界や見える景色が広がっていくような、そんな気がしています。それをどんな風にやっていけるかを考えていくことも、IPS(意図的なピアサポート)で大事にしていることなのだろうなーと思っています。
-ひとりごと終わり-
2/8(土)の勉強会の資料内容です↓
IPS(インテンショナルピアサポート)東京での勉強会
日時:2020年2月8日(土)15:00-17:00 場所:東京大学医学部3号館S102
1.はじまりの確認(チェックイン)
• 呼んで欲しい名前
• 何に動かされてここに来ましたか?
2.12月(12/28)の振り返り
* 前回:ただ聴くことの振り返りと共同スーパービジョンのプロセス
• 学びの環境を作るための合意を作る、使う。
• IPSの価値と原理のリストを作る。
• 学びにつながるフィードバックを提供し、受け取るプロセスを確認する。
• IPSを使った、あるいは、うまく使えなかった、各自の例を共有するように、参加者のすべてに準備してきてもらう。
• 参加者に、自分が観察したIPSの例を示してもらう。
3.静かな時間を味わう
• 息を吸って、息を吸っていることに気付く。息を吐いて、息を吐いていることに気付く。
• 息をコントロールしなくて良い、ありのままの呼吸を感じ取る。ゆるめる。
• ただ受け取る。「沈黙」と共に過ごす。
4.共同スーパービジョンの考察と話し合いのための問い (6巻p.22~)
① 人が自分のことを振り返るのをサポートするために、私は何をする必要があるだろう?
② 人に言われたことに同意出来ないとき、何が起きるだろうか?
③ 自分の見ている状況を、相手の人は同じように見ていないとき、自分の見ていることに基づいて、どのようにそれを伝えますか?
④ 厳しいメッセージを聞きたくない人に対して、言わなければならないことをどのように伝えますか?
⑤ 誰かの行動や仕事ぶりについて他の人から聞いたとき(たとえばその人のいないところでの陰口など)、どうしますか?
5.勉強会の感想
今日、心に響いた事、印象に残っていることはありますか?
【今後の予定】
3月:3/15(日)10-12時 4月以降は教室予約ができるようになり次第ご連絡します
場所:いつもの場所(東京大学医学部3号館S102)
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